えみ氏との思い出話である。


その日は、すでに飲みまくっていた。

解散の流れになったものの、
終電まではまだ時間がある。

 

 

私とえみ氏は、

駅前のビルの階段に腰掛け、なおも語り続けた。


 



気づいた時には電車がない!

 




ヤケになった私達は、

せっかくならばと相席屋にいくことにした(笑)

 





相席屋の存在を知ったのは、去年の夏である。

 



なにやら相席屋というのは、

入店した順に、男女を同じテーブルに付かせ、

知らない者同士で飲み食いをする居酒屋らしい。

 



相手が気に入らない場合はチェンジもでき、

なんと女性は無料で飲食ができる。

 



 

そんな居酒屋はいまだかつて聞いたことがない!

それは現実の話なのか!

 

と、社内の仲が良い女性にまくしたてたが、

どうやら本当のようだった(笑)



 

その女性はよく相席屋にいくようで、

色んな話を教えてくれた。



 

ちなみにあたしはいつまでたっても、

相席屋というフレーズを覚えられず、

いつも出会茶屋と呼び間違えていたんだ(笑)

 



出会茶屋とは、昔でいうラブホを指す言葉。

 



歴史に詳しい方がいたら、

一瞬にしてあたしは、

ハレンチ野郎の称号を与えられていただろう(笑)

 



相席屋と出会茶屋は、

それだけ意味が異なる言葉だ。

 

 

えみ氏と私は、以前その女性に連れられ、

相席屋に行ったことがあった。



 

全く楽しくなかったので今の今まで忘れていたが、今日は一発リベンジしてみますか!

 



そんなノリひとつで相席屋をくぐると、

早速、男性2人組の席に通される。



 

すると男性を目の前に、

酔っぱらったえみ氏が

(チェンジするときはどうすれば良いのか)

とあたしに問い掛けてくる。



 

えっ早速ですか!(笑)



 

本人は小声のつもりだろうが、

丸聞こえである。



 

あたしとえみ氏は、

その女性に連れられて行ったきりで、

相席屋のシステムは全くの初心者だったんだよね。

 



困った。

これぢゃ一生チェンジはできないよ(笑)



 

チェンジのタイミングを見失ったあたし達。



ついでにいうと、断り下手なあたし達(笑)



 

カラオケに行きたいという男性側の申し出を

さらりと交わすこともできずに、

少しだけ付き合って解散したのでしたw

 



だってさ、なにやら事情をきくと。

 

男性側は30分単位で課金されるというぢゃないか。



 

それでは可哀想だと少しだけ付き合ったものの、

 

冷静に考えると、


彼らは好きこのんで相席屋に来てるんだから、

別に可哀想ぢゃないよねと、

自分たちの慈悲深さに笑いながら、楽しくバイバイしたのであった(笑)



 

しかも帰り道に、アパレル風の男性4人組に絡まれる始末。



 

酔っぱらったえみ氏は、



 

恐らく人一倍オシャレに意気込んでるであろう男性たちに向かって



 

えみ氏>

「特にあなたたち2人。全身黒づくめでなんなんですか!」



 

と、お洒落メンズのプライドを傷つける一幕がwww

 

 



ヒヤヒヤしながら、

えみ氏を引っ張って脱出しました(笑)

 

 



あー疲れたww

 

相席屋はこりごりである。

 

もう行かないわ、こりゃ(笑)