小さい頃から、
人は様々な枕に出会う。
チビの時はチビの枕を、
成長と共に、
枕もどんどん変わっていき、
様々な枕が、頭を支えてきた。
私も、
数々の枕に出会ってきた。
そして、
ついに、
ベストオブ枕に出会ったのだ。
私の枕人生で、
1番頭にフィットしたのが、
これだ。
名付けて、
猫枕。
何気なく、
昼寝中のハルのお腹に頭を乗せたところ、
この世が天国に思えるぐらい、
極上の喜びに包まれた。
タプタプのふわふわで、
程よく弾力があり、
まるで、
高精度の
ポケットコイルが埋め込まれているように、
頭が当たってるところだけ、
沈む。
暖かく、
ハルが息をするたびに、
小さく鼓動を波打ち、
まるで、
母に抱かれているようで、
胎児の気分になった。
こうばしいお日様の香りも、
心地よく、
眠りを誘うスパイスだ。
ただ、
猫枕は、
連続3分くらいしか使えない。
腹部に限界を感じたハルが、
逃げていくからだ。
ぜひ、
これを見ている枕メーカーの人がいたら、
猫枕の開発を願う。
感触、温度、匂いの再現を求む。