ある後輩に「今、ブログで使徒のアトリビュートを・・・」と
言ったら「使徒?エヴァンゲリオンの?」と返されました( ̄ー ̄;
違う!\(*`∧´)/
人気SFアニメ、新世紀エヴァンゲリオンの謎の敵「使徒」のことじゃない!
と、叫んでイエスの12人の使徒について、説明しようとしましたが・・・
何も知らないことに気がつきました。
これではいかんと、急遽「使徒」についても勉強しようと思いました。
(陰の声:いつもの泥縄・付け焼き刃だけどね(´_`。)
そんな訳で今回は
番外編:イエスの12使徒とは?
キリスト教において「使徒」とは広義には重要な布教を果たした宣教者
(遣わされた者)の称号として使われているようですが、
狭義にはイエスの原始キリスト教12人の高弟をさします。
この12という数字も、イスラエルの12部族に対応したものといわれ、
無理矢理12人を選んだのかもと言われています・・・
(陰の声:それで福音書によっては人選が違うんだね(;^_^A)
チャドの切手では下記の12人が使徒とされています
チャド共和国の聖12使徒・切手
それぞれのアトリビュートが描かれているものも多くあります。
(陰の声:もちろんいかなる場合にも例外はありますよ(;^_^A)
上段左から
◎バルトロマイ 自分の剥がされた皮を持っていますね(>_<)
◎アンデレ X字型の十字架で殉教しました
◎大ヤコブ サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地に眠っています
◎小ヤコブ ペトロの後エレサレム教会指導者、石打の刑で殉教
中段左から
◎マタイ 徴税人から使徒となり福音書の記者になった人ですね
◎トマス 疑い深い、もとい研究好きな人で、インドで槍に突かれて殉教
◎ヨハネ イエスに最も愛され、使徒の中では1人だけ天寿を全うしました
◎フィリポ 食料当番で苦労したお方です
下段左から
◎ペトロ 初代のローマ教皇とされた方、イエスから天国の鍵をもらいました
◎パウロ この方は本来は別格のかたで12使徒に入っていない場合が多い
のですが、この場合は裏切り者ユダを切手にできないから代わり
に入っているのでしょうか?
◎熱心党のシモン ローマ帝国の支配に反抗した過激派党員から使徒になりました
◎ダダイ 敗北者の守護聖人らしいです。ペルシャで斧により斬首され殉教
◎その他には、マグダラのマリアさんとか裏切り者ユダなどや、そのピンチヒッター
のマティアなども数えられることがあります。
◎まだ、アップしていない使徒もいるので順次このブログで紹介して行きます。
パウロ書簡によると使徒の定義は
●復活した主イエスの証人であること
●主イエスに使徒として召命されたこと
まあ、そうらしいです・・・
やはり、これは本を一冊書いても説明しきれない事柄ですので、
興味のある方はご自分で調べてね・・・
(陰の声:あ、逃げた! まあ、いつもの事だけどね(゚_゚i)
最後に、何回もアップしていますがこの名画をご覧ください
「最後の審判」 レオナルド・ダ・ビンチ
1495〜98年・テンペラ・サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院(ミラノ)
これもどれが誰か諸説あるのですが、まあ一般的に伝えられるお名前を・・・
向かって左から(顔の位置で)
・バルトロマイ・小ヤコブ・アンデレ・ユダ・ペトロ・ヨハネ・イエス・トマス
・大ヤコブ・フィリポ・マタイ・ダダイ・熱心党のシモン
*イエスの左にいるヨハネがあまりにも美しく描かれているので、
マグダラのマリアではないかという説もあります。
まあ、この連中は当時の支配者ローマ帝国からみればガラリア湖の漁師や
徴税人くずれなどの集まったあやしげな新興宗教で、あちこちでトラブルを
起こしている連中でした。
特徴はそれまでの正当ユダヤ教は民族宗教で、仲間内だけの宗教でしたが
この新興宗教は「宣教」を重視したはた迷惑な宗教でした。
(陰の声:そりゃあ、だまっていては教徒がいないから宣教するわな(^~^)
しかし、いかにすばらしい考えでも、自分たちの宗教を全否定されたら
たいていの人は怒るよね。
使徒達が殉教した理由もこのへんにあるのかなと・・・
<アトリビュートの勉強:その16・番外編:使徒とは?・了>
スーラ・ウタガワの
私撰:関西名所図絵・美術館のご案内
このブログの各ページで個別に発表した、スーラ・ウタガワ作品の
名所絵を場所別に集め「美術館」と称して再度アップロードしています。
第1室:大阪南部の名所図絵 開館中
第2室:大阪北部の名所図絵 開館中
第3室:大阪湾岸部の名所図絵 開館中
第4室:神戸地区の名所図絵 開館中
第5室:京都地区の名所図絵 工事中
*各展示室へのご入場(アクセス)はサイドバーのブックマークをご利用ください。
以上、ご案内申し上げます。 館長:スーラ・ウタガワ