仕事が途切れて

次の給料日まで3ヶ月ほどあるので

節約必須になった、

節約 サバイバーです!



何を隠そう 節約 サバイバーは
昔は本が大好きで
ジャンルは問わず、活字中毒でした

図書司書とか
本屋さんとか
挙句の果てに象形文字の解読家
など 文字列を目にすることができる職業につきたかったのです

中でも 象形文字の解読家という意味では
意味があるんだけど意味のわからない文字列をただ眺めるのが好き
というのもありました

文字列解析、文字列操作するプログラマは
自分のやりたいことでやり甲斐があります


さて、文学ですが

難解な程ほど、好きです
挑戦してる感じがあって、
より好きになれるのです
ただ、難解ってだけではダメで
そこに人生の深淵を除くような
なにか深〜い教訓があるものが良いです

今回は
難解だが本当に深い教訓を得れるオススメ文学
を独断と偏見にてご紹介させていただきます



①嵐が丘
エミリー ブロンテ

語り手が色々変わって理解しづらいところはあります
あらすじは
拾われ子のヒースクリフと
その家のお嬢様キャサリンは幼い頃 仲良しで
年頃になるとお互いに恋愛感情を抱きますが
ヒース クリフは粗野で貧乏なので
キャサリンはお似合いの資産家のリントンに嫁ぎます
ヒースクリフは絶望し 家を飛び出し お金持ちになって戻ってきます
キャサリンは感じ良く品格高い夫と、品性は下劣で悪の素因のあるのに子供の頃からの愛があるヒースクリフとの間で 板挟みになり
体調不良になって亡くなってしまいます
それでも、ヒースクリフの悪巧みは止まらず
ヒースクリフはリントンの妹と結婚して息子を作っていたのですが
キャサリンとリントンとの間の娘と無理やり結婚させ
病弱だったヒースクリフの息子は亡くなり、
リントン家の財産を没収します
その後も拾われた家のキャサリンの兄の財産も奪ってその息子を下男の身の上に落としながらも根深く慕われて
非道の権化のヒースクリフが勝利したかに見えました

しかし、
キャサリンを愛していてキャサリン しか心に存在しなかった ヒースクリフは
キャサリンの不在を非常に苦しみ、
キャサリンを求めながら亡くなります

1代限りの悪の遺伝子は栄えず
キャサリンの兄の息子が
正当な キャサリンの実家の継承者になることが予想されます
そして キャサリンの兄の息子は
キャサリン とリントンの娘を熱烈に愛しており
後に結婚することが予想されます

結局 ヒースクリフ がどんなに悪巧みを巧みに行って
キャサリンの実家の財産とリントン 家の財産を得ようとも
非道は 正道に押し戻され
それはもともとの正当な持ち主である キャサリンの兄の息子とキャサリンの娘に継承されることになったのです

という内容でした

正当なものや 純粋なもの、
優しいものや 価値があるもの
歴史があるものでも
一人の人間が強い憎悪を抱き、
力を持ち
実行すれば
非道により壊す事ができる
という内容も衝撃だったし

そんな悪人でも
人を熱烈に愛することがあるということ
そして それは悪人ゆえに 非常に純粋であるという内容も衝撃でした

構成が複雑すぎて難しく悪人が出てきて 救いがないという 陰鬱な 内容 なので
お姉さんのジェーンの小説の方が受けが良かったと思いますが
今評価するとすれば
あまりにも深いこの小説は最高です

あと訳は昔のやつの方が好きです
ちまった、とかいう今風でない表現のやつ

エミリーは詩も書いてて、追随をゆるさない才能を感じます



②カラマーゾフの兄弟
ドフトエフスキー

実はこの続きの話が
ドフトエフスキーから友人に話されていたそうで
イワン が この世の矛盾を
皇帝のせいだと思うようになり
襲撃し
最後 13の階段を上って
絞首刑になるという内容だったそうです

その続きを書かずにドフトエフスキー は亡くなったのですが
そうなると
私たちが思っていた 深いと思う エピソードの、
悪い友達に誘惑されるところや
お兄さんと自分の許嫁的な少女が関係を持ったのではないかと思われるところで 苦悩するところ
そして それは少女のせいでないとイワンが 言い続けるところ
複雑な階級で少年少女が苦しんでる エピソードなども

誰が悪いというわけでもないのに
苦悩が存在する
それは 社会的矛盾の構造が正されていないから
それは 皇帝のせいであるという

全て 最終話への伏線だったことになります

イワンめっちゃいい人なのに

いや いい人だからこそ、
人が助からない 構造的な矛盾などがあればそれを解消するための犯罪を犯すこともある
と、ドフトエフスキーは言いたかったのかな と
そう考えると めちゃくちゃ面白くなる よな と思いました


カラマゾフの兄弟

KindleUnlimited対象本

Kindle電子本で110円と安い

 






③雨
サマセット モーム

船旅であった布教熱心な宣教師が
あばずれ女を親身になって説得に成功し改心させ、神に帰依させることができたのに
その後 宣教師は自殺してなくなってしまった
という あらすじです

もしかしてあそこの 景色 の記述はそういうこと?
人間の深層心理に着目して読み返すと
新たな感想になります

あまり自分と解離したものであろうとし続けるのは
やめておいた方がいいなという教訓を得ました

めちゃくちゃ面白い!!

月と六ペンスも衝撃の面白さだった

それではまたね〜