京都・嵐山の近くにある
禅宗の天龍寺。
1週間ほど前に訪ねたが
本堂に向かう途中に、芙蓉の花が
迎えてくれた。
天龍寺は吉野でなくなった
南北朝時代の、後醍醐天皇を弔うために
足利尊氏が、夢窓国師を開山して創建されたとされる。
玄関のたたずまい。
天龍寺は大きな方丈があり
その前に、嵐山を借景にした庭が広がる。
方丈は住職の居室。
中央にまつられているのは
藤原時代の釈迦如来像。
天龍寺は、8回の火災に見舞われたが
この像だけは、その難を免れたという。
方丈の前に庭が広がる。
曹源池庭園と呼ばれるこの庭は
王朝文化と武家文化がとけあう、時代を反映したものといわれる。
作庭は夢窓国師。
夢窓国師の作庭家としての、スタートは遅い。修行が長かった為ともいわれる。
40歳前後に手掛けた、岐阜の永保寺が最初で、53歳ころに
鎌倉の瑞泉寺、56歳で山梨の恵林寺、
そして京都ではようやく65歳で西芳寺
70歳ころに天龍寺の庭を造ったといわれる。
、
天龍寺の庭は、背景の石のかたまりがポイント。
魚の頭部に似た石がある。
鯉魚石という。
龍と化した鯉が、滝を登る様子を表現しているといわれる。、
瀧を登り切った鯉が龍になる。
中国の故事にもとづくそうである。
そのように解説書にあるが
どの石かは判明しがたいのが素人の実感。
庭の左手に嵐山。庭の借景にしているそうである。
池の隅に、ススキが穂をのぞかせていた。
修学旅行中のマスク姿の中学生たちに出会った。
どちらからと聞くと、静岡という答えが返ってきた。
もうすぐに紅葉本番の季節が
やってくる。
その様子の写真が、方丈に張り出されていた。
もう一度、来たくなるような真っ赤な紅葉。
満開の時期は近い。












