京都・鴨川の五条大橋をまたいで、東に行くと
道幅の広い五条坂に出る。
この左手に六波羅蜜寺がある。
地元では、「六はらさん」という名で親しまれているという。
しかし、京都の観光地としては比較的、訪れる人は少ないように感じる。
六波羅蜜寺は、西国三十三所の17番目の札所。
創建は古く天歴5年(951)。
醍醐天皇の第二皇子といわれる、空也上人が
この寺の創立に関わったとされる。
貧者や病人に施しをして、踊る念仏として知られる
「市の聖」として、敬慕されたという記録が残されている。
創建された天歴5年は疫病が
流行し、空也上人は観音像を車に乗せて
引き歩き、梅干を入れた茶を病人にふるまったという。
本堂の正面。
扁額の文字に、注目していただきたい。
いま世界を席巻している疫病防止の
決め手の三密。密閉、密集、密接である。
上の写真では分かりにくいが
六波羅蜜寺の蜜と三密の文字は違う。
下の方が蜜と密と文字が区別されている。
この違いはネット記事で指摘があったので
参考にさせて
てもらった。微妙な文字の世界である。
この寺の付近には当時
平家一族の邸館が、多数あったとされる。
その数は5200余りに及んだという。
しかし、平家が壇ノ浦に逃れ
没落すると、本堂以外の建物は焼失する。
しかし、現在の本堂は南北朝時代の
1363年の再建されたものという
。
空也上人が、建造したという六波羅蜜寺の
本尊の十一面観音像(国宝)は
12年に一度(辰年)しか開帳されないという。
一方で、宝物館(有料)があり
ここには、空也上人像や平清盛坐像などがあり
さらに、重文に指定された平安、鎌倉時代の
優れた仏像などを拝見できる。
京阪電車清水五条駅から徒歩10分ぐらい。
六波羅蜜寺から、さらに東に行くと
東大路通り。これを渡ると清水坂。
世界遺産の清水寺への道である。
清水寺は、西国三十三所の第16番札所。
やはり、観音さんと縁の深いお寺である。
ここは京都でトップクラスの
観光スポット。訪れる人は、年間数百万人といわれるが
昨今はどうだろうか。
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