外国人を中心にブームにわく京都。
舞妓さんのだらりの帯のその姿は
また、京都を象徴するひとつの存在。
「京都の旅」(松本清張 樋口清之共著 光文社文庫)の
祇園の目次を見ていると、興味ある表現があった。
~(舞妓の)だらりの帯も 美しい座敷着も
彼女らの「ユニホーム」にすぎず
紅殻格子のお茶屋も彼女らの「職場」にすぎなくなった。~
それは戦後の労働法制により、放任されていたお座敷の時間制限にしばられるなど、変わる時代の結果だという。
8月1日の八朔の日に舞妓が
お世話になったところに、挨拶に行く華やかな光景は
行事として新聞、テレビなどでよく報道されるところ。
ユニホームを着てと思うと、ちょっと思わざるをえない。(笑い)
祇園のお茶屋さんの風景。
本にはさらに、 ~祇園の情緒はいまではもう文化財的存在に
なりつつあるある。そのかげには、失われようとするものへの
つよい郷愁が~ と述べられている。日本の郷愁にひかれて
京都に行くという人の話をしばしば聞く。
この本が出版された後に
「そうだ京都に行こう」の、コピーコメントが流行する。
いまはそんな経済変遷と時代経過を経て、こんにちの京都が
存在しているように思える。
祇園さんの愛称で親しまれる八坂神社の石段下。



