
京都は漬物で知られる街だが、壬生菜もその一つ。
最近はスーパーなどで見られないが、時代が変わったのかもしれない。
壬生寺といえば、尊王攘夷の思想で揺れる幕末に活躍した新選組で有名。
討幕の動きを見せるグループなどに、取り締まりに当たる幕府直轄の組織だった。
坂本龍馬や西郷隆盛がなどが活躍した頃だ。一方では隊長の近藤勇や
土方歳三らである。
そんなな一面の壬生寺だが、寺の誕生は古い。
平安時代の正暦2年(991)に大津の三井寺の僧侶が
創建したといわれる。小三井寺ともいわれた。
宗派は律宗。総本山は奈良の唐招提寺。
京都では珍しい宗派で、雰囲気もどこか違う感じがする。

壬生寺はいろんな顔を持つ。
700年前の鎌倉時代に、円覚上人が始めたといわれる「壬生狂言」。
春浅い時期に毎年行われており、無形文化財に指定されている。
境内に「千体仏塔」が作られ
タワーのような姿をしている。


平成元年に、寺の創立1000年年を記念して
造られたそうである。
京都の都市改造の際に集められた、1千体が安置されているとのこと。
実際な境内のあちこちにも、地蔵さんが見られる。
そういえば、壬生寺の本尊は地蔵菩薩だ。

寺の一角に、新選組ゆかりの資料室や隊士の墓所なども
あって歴史を感じる。その当時は境内で剣術、馬術などの
教練が行われたといわれる。

寺の横には、新選組の屯所(本部)のあった八木亭。
赤地の「誠」のシンボルマークがよく目立つ。

壬生寺の正面玄関。
寺の歴史は古いが、門の奥に見える本堂の建物は焼失のためか
昭和45年に再建されたそうである。