
京都・嵐山にある天龍寺。
今、紅葉が真っ盛り。世界遺産で人気の寺院だけに人出は
ものすごい。
天龍寺は室町時代初期の幕府のチーフだった
足利尊氏が、南北朝の戦乱の最中に亡くなった
後醍醐天皇を弔うために、禅宗の僧侶だった夢窓国師の勧めで造られた。
しかし、幕末にあたる1864年の「蛤御門の変」の時に
長州藩がこの寺にこもり、焼かれた。
建物は焼失したが、庭園だけは無事だったそうである。

足利尊氏の時代にできた天龍寺の建造費は
中国貿易の利益でまかなわれたそうである。もっとも足利幕府の全盛時に
生きて、金閣寺を建造した三代将軍の義満も中国との明との勘合貿易で有名。
このように中国との貿易、経済関係は古い。
もっと前には、平安末期の平清盛の時代までさかのぼる。
日中貿易は古くて新しい。

庭園の途中の白菊


庭園は人の波。連れの友人はこんな天龍寺は初めてとこぼしていた。



季節を彩る、せんりょうの赤い実。立札には「仙蓼」と記載。
意味深長なので、漢和辞典を見ると
蓼は長くて大きい様という説明があり納得。
禅問答に通じる、禅宗らしい表示だと感じた。