
京都などにも氷室神社がある。
奈良にもとは気がつかなかつた。
近鉄奈良駅から徒歩15分くらい。
奈良博物館の向かいにある。
ここの桜は最近人気があるようだ。


高齢のしだれ桜で、隙間が多くみられるが
その佇まいは見事だ。やはり、スケールが大きい。
神社は普通の規模の社殿。
平城京の時代の和同3年(710)の創建とされる。
由緒は引けを取らない歴史がある。
氷室はもともと、冬に氷を造り保存する場所の意味合いがある。
それが神社信仰と結びつき、できた氷の厚さで
その年の農耕の出来具合を占ったそうである。
いわば、農耕文化とコネクトされた産物。
調べると、能楽にも「氷室」のタイトルの題材がある。
丹波国氷室から朝廷へ夏の氷を献上したという内容。

この氷室神社の桜は早咲きで知られる。
二月堂のお水取りが終わったあと、3月中旬ころに
咲き始めるそうである。
その豪壮な咲振りに、魅力を感じる桜だ。
