
修学院離宮の全景模型。区域は上から上、中、下の離宮(茶屋)の三か所に分かれる。
見学ルートは待合室のある下からの順路。
普段は、一般には公開はされていないが
参観許可をもらえると、修学院離宮は見学ができる。
こうした場所は京都には桂離宮、仙洞御所、修学院離宮の3つがある。
いずれも、宮内庁の所管だが参観費用は無料だ。
許可申請は往復はがきか、ネットでも可能。
そこでネット申請し、抽選にあたり実現した次第。申し込み者は比較的に多いように思える。
本当は桜、モミジの春秋の頃が最適だが、抽選率が険しいのが現実。

参観は30人ぐらいが一組になり、係りの案内で
およそ、1時間半の所用タイムになる。
第一印象として、季節のサツキの刈込がきれいだった。


修学院離宮は、江戸時代初期に後水尾上皇によって
造営された。今風でいえば別荘である。
歴史的には目につく功績がない上皇だが、それというのも当時の権力システムの主導は
徳川家。この上皇は、徳川家康の息子にあたる秀忠の娘の和子を
奥方に迎えている。修学院離宮の造営、その後の運営に和子さんも何かと絡んでいる。
この辺りは、煩雑なので触れない。

離宮の周囲は田畑が散在している。
理由は離宮の環境保全のためで、地元の人が田畑を運営しているそうである。

この離宮の見どころは、上の茶屋から展望できる広大な光景。
池の向こうの遠くに鞍馬、貴船の山並みが望まれる。

さらに角度を変えて遠望すると、京都市街を越えて愛宕山が見える。
禅宗の枯山水の庭もいいが、ここの庭園風景は
広々として、気持ちも広がりを感じさせるようだ。
場所は、比叡山の麓になる高台に位置するせいかもしれない。
ちなみに、世界的に有名な桂離宮は、この修学院離宮の約30年前に完成している。