
桜が終わると、シャクナゲやカキツバタのシーズン。
古代から親しまれているといえば大げさだが
京都・北区の太田神社境内にあるカキツバタは
そんな時代から咲き続けているそうである。

平安の都になる前の京都は
湖沼だったとの検証がある。
比叡山を挟んでのびわ湖も、地理学的に関連するのかもしれない。
そんな古い歴史を持つ太田神社のカキツバタは
平安時代からその名所だっらしい。
有名な歌人の藤原俊成も歌に詠んでいる。
江戸時代の画家の尾形光琳の「燕子花(かきつばた)図」も
ここの花をモチーフにしたようである。
ここには、2万5千本のカキツバタが群生しており
昭和14年に国の天然記念物に指定されている。

太田神社は、京都御所から出発する「葵祭」のゴールである上賀茂神社の摂社。
摂社は聞きなれない言葉だが、企業でいえば系列会社ともいえよう。
神聖な場所に通俗的な表現はふさわしくないのではと~。

山紫水明といわれる京都は、紫がよく似合う。
鎌倉、京都、神戸を舞台にした大仏次郎の小説「宗方姉妹」の後半に
そのような意味の会話が出てきたようだ。
しかし、渚ゆう子さんの「白い京都」のフレーズの歌があるが
どうして白なのか意味がよく分からない。
カキツバタの奥に、赤いツツジも満開だった。