
下鴨神社のある、京都・出町柳付近の鴨川の光景。
ここは、北山から流れる加茂川と高野川が合流して
鴨川と名前が変わる場所。
橋の左手の林が、下鴨神社の「糺の森」(ただすのもり)。

下鴨神社は、上賀茂神社と区別する通称のようなもの。
双方とも親子の関係にある。
本名は、ご覧のような加茂御祖(かものみおや)神社。
鳥居のあるところが表参道。
左手に京都家庭裁判所がある。
ここの塀越しの紅葉がきれいで、ちょっと調べてみると
下鴨神社と裁判が神話の時代から縁がある事が判明。


下鴨神社の糺の森。
もともとは加茂川と高野川と交わるところで
只洲(ただす)と書いていた古語だった。
これが裁判を表す糾断になって、糺す意味になったそうである。
こうしたところから「糺の森」が誕生。

糺の森は東京ドームの三倍の原生林。
びっくりすような、都市空間である。
今は各所で紅葉が進み、森の色合いを加速させている。
裁判と神社という結びつきは意外。
すぐ横に家庭裁判所ができたのも意外。
戦後にできたそうで、そんなに古くない。
京都らしい縁結びのような気がする。
ちなみに、裁判官の法衣の白い曲線の飾りも、つる草を
解きほぐす意味から、下鴨神社の神様が関わった由来があるそうである。

参考 松本清張・樋口清之著 「京都の旅」(光文社文庫)