
北山杉は、なんども見たことはあるが
雪の北山杉を見たくて、朝早くに現地に向かった。
天気予報の雪のサインが参考になった。
最近は寒いとはいえ、この辺はあまり雪が降ることは
少なくなったためだ。

京都市左京区にある周山街道沿いの栂尾。
高山寺のある付近だが、さらに奥に入ると
屹立した杉の木が、連なるように山を覆う。

谷間を清滝川が流れる。

北山杉のある場所は、川端康成の新聞連載小説「古都」のひとつの舞台になり
双子の姉妹の数奇な出会いと、別れがテーマになっている。
小説には、京都市内の各所や祇園祭などの歳時が出てきて、当時は話題を呼んで
映画にも2度なっている。
この辺は紅葉の名所だが、ちょっと奥に踏み込むと
日本古来の意外な一面を見るができる。
ここの杉の木材は、桂離宮、修学院離宮などの建築にも
使われてそうである。
ただ、昨今は杉花粉による複合アレルギーに悩まされる人が多く
このあたりが気になるが、ここの杉も関係しているのだろうか。
一方、北山杉は日本画家である東山魁夷の画集の題材にもなり
興味がつきない。
下の写真は東山魁夷の「京都四季」(新潮文庫)から
抜粋してみた。ちょっとピントが甘いかな。
