

水尾へ行く降車口の、JR山陰線の保津峡駅。
この川は、亀岡から嵐山への保津川下りの船で有名。
ユズの里の水尾はここから歩いて1時間。
緩やかな山あいの道を、愛宕山の裏側を目指して進む。


水尾の里に近ずくにつれ、ユズの木や実が目立つ。
ユズはみかん科の常緑低木。夏に白い花をつけ
冬場にはみかんのような、だいだい色の実になる。
12月の冬至には、ゆず湯の習慣が残り
体を温め、あかぎれなどを治す効果が期待される。

水尾からは、火を使うかまどの神社として信仰が熱い愛宕山の稜線が望まれる。
京都の東の比叡山と西の愛宕山と対比の格好。ここからも登山ルートがあり、登頂への歩行時間は2時間。
水尾は、平安の時代から隠棲の地と知られるそうである。
清和天皇(平安初期の850~880年)は陽成天皇に
譲位したあと、水尾の里に住み
仏教の修行に入ったそうである。
今もその御陵があり、地元の氏神として
清和天皇社もあり、厳かな門柱を構える。


標識に「米買いの道」とある。
ここは以前は、京と丹波を結ぶ要所として栄えたところと言われる。
こうした事から、丹波の米を京都へ送った名残りの道だろう。


水尾ではユズの販売が行われていた。
ゆず湯につかる、旅館などもありちょっとした
観光の場としての一面を持っている。