
(十日えびすの走り参りの福男たち)
正月の「十日えびす」でもないのに
今頃になんでえべっさんなの?。
と、思いつつ西宮神社のえべっさんを訪ねてみた。
たまたま、この辺に来たので立ち寄った次第。

西宮神社のえべっさん(恵比寿さん)は
1月9日から11日までのいわゆる「十日えびす」には
100万人の参拝者があるそうだ。
えびす様を祀る、全国の総本社である所以もうかがえる。
えべっさんは漁業の神様として信仰されとともに、商売繁盛の神様。
例の”~笹もってこいの”の拍子言葉が有名。そして、あの鯛を背負ったえべっさんのイメージが浮かびあがる。
ちなみに、えびすの字は恵比寿、胡、夷、エビスと
いろいろな表現があり、バラエティに富んでいておもしろい。
それぞれ、意味があるのだろう。「エビスビール」はこの語源から来ているのだろうか。
辛党には美味しいので、すぐに”えびす顔”になる。

西宮神社のえべっさんは、神戸の和田岬沖に現れ
鳴尾(西宮)の漁師が祀っていたが、神託によって
この地に遷座したとのこと。平安時代の後期と言われる。
この地とは、現在の阪神電車西宮駅のすぐ南西のところである。

今はもう秋。「七五三」のお参りに来る人たちが目立つ。
七五三はもともと、一、三、五、七、九の奇数をめでたいとして
その中の三つをとったもの。
こうしたところから、秋に男子は三歳と五歳。女子は三歳と七歳に当たる年に
氏神に参詣する習わしが、七五三の行事。
彩りが華やかで、きれいな着物を着た子供たちが
縁起物の千歳飴を手に持ち、境内を歩く光景がほほえましい。

この日は大安だったのか、本殿では婚礼の儀式も
厳かに、執り行われていた。


菊薫る秋でもある。境内では菊花展のイベントも
まじかにひかえていた。

写真に映る、西宮神社の正門である、赤塗りの「表大門」は
豊臣秀頼の寄進といわれ、国の重文。
しかし、本殿は先の太平洋戦争の空襲で焼失。
昭和36年に復元されたものである。
秋のえべっさんはいかがでしたか。