存廃危機の神戸電鉄粟生線 | 世情いろいろ

世情いろいろ

日々、思いついた事、感じた事を写真をまじえながら
記録していきます。そして季節性を取り入れながら。ジャンルは
多岐、多彩にと思っています。

イメージ 1
 
 前々から言われていた神戸電鉄粟生(あお)線の
 
赤字による廃止問題が、クローズアップされている。
 
 
 神戸電鉄は神戸中心部から、有馬温泉やベッドタウンの三田方面につなぐ一方
 
東播磨の三木市、小野市などにも沿線を持っている。
 
有馬線、三田線は黒字を保っているが
 
 粟生線は赤字が年間11億円と言われる。
 
同線は1日に1,8万人の輸送人員。三木、小野市内の高校生だけで
 
 約2千人の利用者がいる。
 
ところが、昨今の少子高齢化やクルマ社会の進行で
 
 電車に乗る人が、年ごとに減少。
 
廃線が浮かび上がってきた訳である。
 
 こうした地方の交通機関の廃止は、同線にとどまらない。
 
全国的にたくさんあり、交通手段の変貌の有り様が
 
 地域住民の生活に、いろんな問題を投げかけている。
 
イメージ 2
 
 小野市内を走る、神戸電鉄粟生線の電車。
 
 
 神戸電鉄は大正15年開業の老舗電鉄のひとつ。
 
ただ、市街地の新開地から、六甲山を抜ける山岳電車的な
 
 性格をもった路線だけに、スピードも出せず効率があまりよくない。
 
今、鉄道は神鉄だけにとどまらず、鉄道王国の関西では、日本一の路線の近鉄をはじめ
 
 阪急、阪神,京阪、南海などの鉄道会社は
 
乗車人員の減少に見舞われている。
 
 神鉄粟生線の存廃は、こうした時代の氷山の一角。
 
イメージ 3
 
  神鉄粟生線の小野市内の加古川を渡る電車。
 
粟生線は神鉄鈴蘭台駅から、小野市内の粟生駅までの
 
 約29キロの路線。
 
終着駅の粟生駅は、JR加古川線と加西市へ向かう北条鉄道との
 
 連絡駅という、拠点の機能も持っている。
 
イメージ 4
 
 写真は、粟生駅の加古川線と神戸電鉄の電車。
 
現在、粟生線の活性化協議会が行政、地元民によって
 
 結成され、種々の事が話し合われている。
 
パンフを見たが、キャッチフレーズに「粟生線はあなたの生活の問題」と
 
 出ていた。
 
 
 新幹線が全国に行き渡る一方、在来線が置き去りにされ
 
本数減を生み出している。新幹線もリニアモーターカーも
 
 いいが、反面、住民の生活手段を奪っている感も否めない。
 
 大津波による原発事故でエネルギー問題が
 
国民的課題になっている。
 
 現政権には、国家戦略が組織化されている。
 
地球に優しいエネルギー政策と交通手段の
 
 再整備が求められている。
 
 
 粟生線の存続をテーマにした、「線路はどこまでも続かない」の
 
小野高校生によるラジオドキュメントが、NHK杯全国高校放送コンテストに
 
 準優勝したと報じられている。