

陽光の日差しが増す
初夏を彩る「カキツバタ」の花。
凛とした中にも優美な姿は
気持ちを和ませる。
水湿地に群生する多年草の花。
名前の由来は、「書き付け花」からきているそうである。
その昔は、この花の汁を布にすりつけ
染めた実績があるとのこと。辞書にも
万葉集に「-衣に摺りつけ」の引用が紹介されている。
「書き付け花」はまた、別の趣を感じさせるネーミングのようだ。
「書き置き」は全然異なる言葉ですが。(笑い)
カキツバタ(杜若)は能の演題の一つにも
なっているそうである。
三河の国八つ橋の杜若の精が
女になってあらわれ、在原業平の
東下りの物語を舞うという内容。
一度見てみたいが
カキツバタからは、そんなイメージも
秘めているように思える。


(神戸・森林植物園の長谷池で)