
別に預言者でもないのに、大地震や原発事故を予想していた人がいる。
こんなことは、起こるべくして起こったことで
特段珍しことではないと言えば、、それまでだが。
3月15日に発売された週刊朝日の緊急増刊号の
朝日ジャーナルに掲載された、作家辺見庸さんの寄稿。
雑誌のテーマは「未来を開くための日本破壊計画」。
辺見さんのタイトルは「標なき終わりへの未来論」。
ちょっと中身を拾い読みすると。
「人がなんとかしのぐことができる気候状態は
あとせいぜい三十年くらいではないか、という不確定な、しかし
かなり高い蓋然性だけである。”暑い”は昨夏すでに”熱い”にかわった」と。
昨年は熱中症が続発したのが思い出される。
旧約聖書「コヘレトの言葉」を引用して
「かつてあったことは、これからもあり/かつて起こったことは、これからも起こる/
太陽のも下、新しいものは何ひとつない」と。
「すさまじい大地震が来るだろう。それをビジネスチャンスと
ねらっている者らはすでいる」。さらに
「テクノロジーはまだまだ発展し、言語と思想はどんどん幼稚になっていくであろう
ひじょうに大きな原発事故があるだろう」と。
まあ、文面は、昨今の文明のひずみみたいなのを
コメントしたものが多い。それにしてもこの雑誌の発行が
3月15日。3,11の大震災に前にはすでに
原稿は刷り上がっていただろう。
現代の予言者のようだが、辺見さんは共同通信在職時代に
芥川賞を受賞。宮城県の出身が奇縁とも思えるが。