
あの歴史的な政権交代から1年半。
期待から失望の時を迎えている。
今年度予算が成立しても関連法案が
議会、法律の事情、仕組みで通らない事態になっている。
民主党の子ども手当など4つの目玉マニフェストが
パーになり手当が出来なくなってしまう状況下である。
この原因はいうまでもなく民主と自民など野党の
”政局ごっこ”の産物のように思える。経団連の会長に言わせれば
議員は「月給どろぼう」であると。
またもや、解散、総選挙の気配が濃くなってきた。
表題の写真は自民党時代に経済、財政の要職にあった
与謝野馨さんの著書。今は反対の民主党の経済担当大臣である。
本の題名は、小泉さんの「自民党をぶっ壊す」発言と
どこか似通っている。この本の中身の一節が面白い。
与謝野さんの、東大時代の野球部の旧友(元東大工学部長)との対話。
◀ 旧友の岡村さん 「俺は~百歳まで生きるという計画を立てて
人生を過ごしているんだよ。周りのほかの人たちを見ても
みんなそう考えて暮らしている」さらに
「景気を良くしてやるからお金を一生懸命使えなんていくら政府が
言ったって、誰も使いやしませんよ」
◀与謝野さん 「じゃあ、どうすればいいんだろうか」と。
◀岡村さん 「将来に対する安心感とか、未来の自分や日本はこういう風に
なるだろう、とい確信のようなものが持てないとダメらろう」と。
近世日本の礎を構築した織田信長は
天下取りの旗揚げの初戦前日の桶狭間の戦いを前に
「人間五十年~」の幸若舞を舞ったそうである。(信長は49歳で倒れる)
戦後間もないころまでは、平均寿命は50年と言われた。
その後、世界一の長寿国に。今は統計的には80余年が相場のようであるが。
それが、戦後65年経過後には、倍増の100年の声が聴かれるようになってきた。
池田首相時代の月給2倍政策ではないが。
時代に合致した年金、医療など社会保障の見直しが必要に
なってきたわけである。つまり、消費税などの増税が
必要になってきたというのが、主に与謝野大臣の言い分のようである。
しかし、考えるに政治と金、与野党のねじれによる足の引っ張り合いなど
政治の根幹がいまだ未成熟の中で
増税論議だけが先行するのは合点がいかない。本末転倒のようにも思える。