祇園の掟・人の心をひきつける術 | 世情いろいろ

世情いろいろ

日々、思いついた事、感じた事を写真をまじえながら
記録していきます。そして季節性を取り入れながら。ジャンルは
多岐、多彩にと思っています。

イメージ 1
 
 
 掟とは少しものものしいが 
 
マナーというか、人の心をいかにとらえるか。
 
そんな心得のように思う。
 
 京都・祇園の芸妓で知る人ぞ知る存在だった
 
岩崎峰子さんの思いを若干、触れてみたい。
 
 
 「私たちは御座敷に伺うときには襖を開けて
 
扇子一本を置いて<おぉ−おきにぃ>と挨拶してから
 
御座敷に入ります。
 
 これは、扇子一本の向こう側は上座(お客様)
 
こちら側が下座(舞妓・芸妓)とケジメを表したものだそうである。
 
 よく、テレビ・映画の類で見るシーンである。
 
 
人と人との間には、”越えてはいけない一線”があるという。
 
 「私は桃山時代の豪商で侘び茶を確立した千利休の
 
話を思い出します。この利休が秀吉の勘気にあって
 
 切腹を申付けられ自害します」。 さらに
 
原因はいろいろ考えられている話だが
 
 岩崎さんはこう述べている。
 
 
「ある日、秀吉が利休の庭の朝顔を見たいと所望する。
 
 秀吉が行ってみると、庭中に咲いていた朝顔が
 
すべて切り取られ、一輪だけが茶室の花器に活けてあったという話です」。
 
これについて、岩崎さんは「利休は、秀吉に侘び寂びの心をそれとなく教えようとした。
 
 秀吉は利休の真意がわからず切腹させた」という諸説を紹介する。
 
そして。 「祇園甲部では茶道を基本として舞妓や芸妓は
 
 裏千家茶道が必須科目だ」と。
 
「個人的には利休を尊敬しているが
 
 個人の意見をいわしてもらうと、利休の振る舞いは
 
秀吉というお客様に対して出すぎているのではないか?」と。
 
 
イメージ 2
 
 
 少し長くなったが。
 
岩崎さんのモットー。
 
 ①何があってもにこにこしていること
 
 ②腰を低くすること(謙虚)
 
 ③ていねいに物をあつかうこと
 
 ④人に尽くすこと
 
 ⑤堂々としていること
 
 ⑥嘘をついてはいけないこと
 
 ⑦騙してはいけないこと
 
 
 
イメージ 3
 
 
 岩崎さんはさらにコメントする。
 
花柳界は花街とも表現されるが
 
 花柳界の花の意味は、牡丹や芍薬のような主役にもなれば
 
 カスミ草などの脇役にもなれると、女性を花にたとえている。
 
「柳」はどんな過酷な条件にも屈しない、強い精神力を意味しているとも述べている。
 
 
 かつて、プロ野球の世界で、長嶋茂雄選手はヒマワリ
 
野村克也選手は月見草とたとえられ、話題を呼んだ時期があった。
 
 人生の花道は難しい。
 
  
イメージ 4
 岩崎峰子さんは現在、引退して結婚生活を送っている。
 
祇園を愛してやまない岩崎さんの著書「祇園の教訓」から
 
 記事の参考にさせてもらった。