

桜は1年中に咲くものらしい。
おとといに、春の桜開花予想が発表され
大阪では、平年並みの3月27日とのこと。
尼崎の十月桜の事であるが。
尼崎市(兵庫)は戦後の経済高度成長期には
重厚型で全国有数の阪神工業地帯の
中枢を担ってきた。
今は時代が変遷、町の産業構成も様変わり。
もともとの庶民に親しまれる町に、落ち着いてきたようである。
先ごろには、自転車に乗って登庁するママさん市長が誕生し
全国的に話題を呼んだのも記憶に新しい。
ちょっと前置きが長くなった。
元来は尼崎は城下町だった。


尼崎城は元和三年(1617)に有力大名によって築城される。
徳川初期の秀忠の時代である。
当時、散在していた寺を現在の一角に移し
寺町が形成された。場所は阪神電車尼崎駅のすぐ南側である。
寺町といえば、京都の寺町が思い浮かべるが
寺を1か所に集める、町つくりの手法は
豊臣秀吉が採用したのと同じである。集中形態などは、官庁街の東京の霞ヶ関とよく似ている。
多分、時の政権が近くに置いてコントロールしやすくする狙いが
あったのでは。現政権の民主党はこれを制御する方向だが
どうも、しっくりいっていないのが現状。末を見守りたい。

桜があるのは、この寺町の寺院11か所のうちの
本興寺である。法華宗本門派の大本山。
県の重文の鐘楼のすぐ横に、咲きほこっている。
今時に咲く桜は、十月桜や不断桜ともいわれる。
桜の品種は多いの有名だが、鑑賞のための名前覚えが
並大抵ではない。

尼崎を訪ねたのは何年振りだろうか。
町並みも、だいぶ変わったようである。
京都を思わせるような、朱色の三重塔の姿も見られ興味深い。
本来の尼崎のイメージを、脱却したような錯覚を覚ええる。
国の重文がここに、7件も残されいる。