

ないと思うが、普段は見過ごされている感じだ。
町の道路の電線は、電気や電話だけだった時代に比べ
今は都市の集中化や高層化が進んで
電柱が結ぶ、電線関係がくもの巣のように張りめぐらされている風景は
普通になった。
さらに、最近はケーブルテレビや
ネットのブロードバンド化の普及で
この現象に拍車がかかる。
資料によれば、全国の電柱の本数は3300万本。
電線地中化の計画は、国の方で
以前からあるがいま一歩、前進がない。
欧州のパリやロンドンの主要都市では
9割以上が地中化されているそうである。
こうした都市の、街並みがきれいだといわれる
理由の大きな要因は、この辺にあるようだ。
日本の電線の地中化率は、主な幹線道路関係で
13パーセント。観光都市を持つ京都府内は11パーセントと
極めて低い。
日本の基幹政策は道路に、重きを置かれてきたが
地上の景観は、なおざりにされてきたのに等しい現状。
かつて、IT時代を迎え光ファイバーが脚光を浴び
電線の地中化が、進むものと見られた時代があったが
今は話題にものぼらない。
「コンクリートから人へ」のスローガンで
政権交代を果たした民主党。
こうした一面にも、光を当てるのが当然と思うが
その行く末に期待したい。
ただ、電線地中化には1キロ当たり7億円と課題も多い。
阪神大震災では、電線の倒壊が
救助の大きな妨げのひとつに、なった事の教訓を
思い出してほしい。
中、長期の視点がほしいところだ。

(参考 京都新聞の記事から。写真は京都市内とパリ)