

9月も終盤。
稲刈りのシーズンを迎えている。 稲田には、カカシの風景がよく見られる。
なにげない平凡なシーンだが
いわれは、いろいろあるようだ。
カカシは地方によってはカガシとも
いわれるが、「嗅がし」の意味もあるとの事。
カカシは本来、獣肉を焼いて櫛に貫き
田畑に刺しその臭いを嗅がせて
鳥獣を退散させるのを目的としたらしい。
学校の唱歌である「山田の中の一本足のカカシ…♪」は有名。
こうした経緯を踏まえて、現在のように人間らしい形に変わってきたのは
人に似せて鳥などをおどかすより
むしろ、田の神として田んぼの稲を守ってもらおうという
気持ちが強くなってきたともいわれる。
食料の自給率が、昨今話題の中
日本の農業政策も,新しい進路が問われているようである。
ただ、先頃の乗鞍岳入り口で熊が乱入し
人にけがをさせるのは御免蒙りたいが
これも熊と人間の住み分け問題が、背後にあるようにも感じられる。
