
ちょっと古いが、1983年公開の映画「戦場のクリスマス」に
軍人役で、出演していたのが印象に残る。
坂本さんの音楽は、クラシックを源流にしているように
思えるが、静かな雰囲気のピアノ曲が記憶にある。
坂本さんは音楽だけでなく、環境、平和など社会的な
分野でも発言が多い。
今日の全国紙夕刊(毎日)のコラムで、共感を覚えるようなインタビュー記事が
出ていたので紹介してみたい。
ー自伝のタイトル「音楽は自由にする」は、9、11テロの体験が
関係しているそうですね。
<坂本さん> 9、11の後、ニユーヨーク全体がシーンとなった。
~丸3日たって生存者がいない状況がはっきりした時
ユニオン・スクエアで誰かがギターを弾き始めた。
ビートルズのイエスタディ。
悼むことは音楽の根源的な姿だと感じた。
-未来に希望はあるか。
<坂本さん> ~9、11を機に多くの人がいろいろな事に気づき始めた。
スイスのダボス会議と同時期に開かれる世界社会フォーラムの
標語は「別の世界は可能だ」。
いまのグローバリズムと資本主義だけじゃだめだ、
緑の経済に転換していかないと環境問題も経済もうまくいかない、と
考える人が増えた。これは希望です。
-好きなものは?
<坂本さん>(嫌いなものから記事を差し替え)
嫌いなものは「癒やす」という言葉。僕は音楽で誰かを癒やそうと
考えたことはない。がんばれも嫌だね。「我を張れ」ってことでしょ?
~先人をなぎ倒しながら新しいことをやっていく、それが若者の特権じゃないか。
おやじぐらいの世代のおれたちの世代に向かって「背中を押して」なんて、
ふがいない。
スポーツ選手が「勇気を与えるような試合をしたい」と言うのも許し難い。
勇気や元気を人に「与える」なんて感覚、僕が知っている日本人は
そんなに不遜(ふそん)ではなかった。
どうしてそんな日本人になったのか、恥ずかしい。
(逆説的だが、勇気あるフレーズではっきりしていますね)
好きなのは納豆とご飯。秋。一日の時間では夕方が好き。
お酒が飲めるから。
まあ、ざっとこんな具合。なかなかの人物とお見受けする。
まだ、日本人でこうした考えの人がいるのは救いであり、頼もしい。