



「東京の履き倒れ」あるいは「神戸の履き倒れ」という
言葉がかつて言われたが、いまは時代が変わり
全国的にその意味が、平準化されたようだ。
昨今の情報化社会の進行と共に
生活様式が一律化する一方
多様化の傾向をも深めている。
京都の中心街で珍しく履物屋さんの
店先をのぞいてみた。
懐かしい下駄や草履が並べられている。
草履などは儀式などなどで、使われる事があっても
一般に使われる事は少ない。しかし、着物姿には
よく使用され、見映えがする日本の伝統のひとつ。
一方、下駄も伝統品のひとつで
夏の浴衣姿には欠かす事はできない。
ただ、最近は浴衣に靴というファツションモードも
見られる事があり、ちょっといただけない。
和洋折衷もはなはだしい。
”足元を見られる”だけで、やめてほしい思いだ。
下駄、草履は当然の事ながら、鼻緒があり足の健康によいという事で
こうした履物の見直しがあるようだ。
城崎温泉などでは、外湯めぐりの下駄があり
履物文化が古くから自然と根付いている。
下駄、草履が博物館化するのでなく
もっといまの生活に、取り入られてもいいようにも思う。
注 人力車の車夫の履物は地下足袋と思うが。(京都市内)