







編者である大伴家持。
おなじみの歌人であるが
大伴家持は一時、越中の国守として
赴任していた時がある。
こうした事が機縁となり
路面電車のネーミングが、クラシックな「万葉線」という
会社がある。
万葉線は富山県高岡市のJR駅前から隣接の
新湊(射水市)の間12、8キロを40分で
結ぶ第三セクターの電鉄会社。
万葉線の前身は加越能鉄道(株)である。
この会社によって、半世紀を越える間
鉄道運営がされていたが、「車時代」の到来で
経営状況が悪化。廃止も検討されたが
地元自治体と民間が協力して、平成14年に
万葉線として、新しいスタートを踏む事になり
今日に至っている。
カラフルで、賑やかムードの電車が目にとまって
乗ってみようかの気分になる。マニアは
すでに試乗済みだろうが、市民の足としての
機能を果たしている。
写真にはないが、富山市内を走る話題の次世代型のライトレールの
赤い電車も登場している。
万葉線の会社は乗客を増やすための
あの手、この手のイベント作戦も展開中。
そのひとつに万葉線に乗って、「新湊の寿司」を満喫しようというのがある。
新湊地区は富山湾に面した漁業の盛んな町で
トレトレの魚がうまい所。地元の17軒の寿司屋とタイアップし
このキャンペーンを続けている。特典ありのユニークな試みだ。
ところで、6月10日は「路面電車の日」。
この日の制定の発端であるが。
日本最初に路面電車(市電)が走ったのは京都。
明治28年(1895)の事だが、その開業100周年を記念して
平成7年(1995)に、広島で「路面電車サミット」が開催された。
これを記念して「路面電車の日」が制定される。
なぜ、6月10日なのか。
「6」は路面電車の「路」、「10」は電車の「電」(テン)を
もじってつけられた経緯がある。語呂合わせの結果か。
環境に優しいと各地で、注目されだした路面電車だが
まだ復活、実現の道のりは厳しいのが現況。
それでも、”市民が支える”路面電車のキャッチフレーズの万葉線は
ゆっくりだが、今日も走り続けている。
※大伴家持像はJR高岡駅前