





京都の阪急電車烏丸駅の乗降通路に
「洛中洛外図」の陶板壁画が見る事ができる。
この壁画は、高津古文化会館所蔵の洛中洛外図を
基にしてつくられた物で、制作は慶長末期から
元和初期。作者は不明。
洛中洛外図といえば、狩野永徳のものが有名。
東北の米沢藩主上杉家に伝わる、国宝の上杉本だ。
この絵は織田信長が、上杉謙信に贈ったといわれる話題の作品。
洛中洛外図は、室町時代から江戸時代にかけ
描かれた風俗画。
京の市街を俯瞰して描かれ、ほとんどが屏風絵。
美術的価値はもとより、当時の建築物、生活ぶりが
丹念に表現されており、当時の社会模様を知る上で
貴重な資料でもある。洛中洛外図は数多く残されている。
阪急烏丸駅の絵は昭和59年(1984)に
駅の四條通東洞院地下道が完成したのを
記念してつくられたもの。
電車を下車して、外へでるとついこの絵を見過ごして
しまうようで、意外な所でおもしろい記念レリーフに
お目にかかった次第。また、機会があれば再見してみたい気がする。