






去りつつあるようにも思えるこの頃。
梅は百花の魁(さきがけ)という言葉のように
花の春を迎えつつある。
春を代表する梅の花の名前は多種多様だ。
梅と縁の深い道真公を祀る京都・北野天満宮には
約2000本の梅の木がある。
梅の名前を列挙すると。
冬至、玉秀、道知辺(みちしるべ)、摩耶紅梅
月影、思いのまま、竜宮、白加賀、寒衣、緋(ひ)の司(つかさ)
あけぼの、珊瑚、玉牡丹(たまぼたん)等々。
それぞれに花の趣が感じられるようで、エレガント。
北野天満宮は学問の神様としても知られる。
今は受験シーズン。各神社では受験合格の願掛けの
絵馬などがよく見れる。
願掛けしたからといって、必ずパスする保障はない。
落ちた時に神社に苦情を言ってくるくる人も
いるようだが、神社側は「合格の約束はしてない」と一蹴の構え。
苦しい時の神頼みだが、運よく通ればハッピーの気分に浸れる。
このエピソードは作家の瀬戸内晴美(寂聴)さんの
著書である「古都旅情」(新潮文庫)を読んでいた時に出てきて
おもしろいと思い紹介した。
北野天満宮の梅は、今は五分咲きといった感じ。
梅のほのかな香りが、静かに漂うシーズン到来。
(梅の写真は北野天満宮以外のものも含む)