







紀伊半島南部に位置するが、山頂部は緩やかな山だ。
下界から頂上部へは車の登山ルートがあり
登山は比較的容易。こんな事情で
都心部から日帰りのコースも選択できる
人気のある山だ。深田久弥の日本百名山にも
加えられている。
しかし、自然が豊かなところから秘境の
イメージも強い。秘境を実感できるのは大台ケ原から続く
大杉谷で、ここは難コースだ。先頃まで豪雨で登山道崩壊の情報もあった。
また、大台ケ原は太平洋から吹き付ける風の影響で
全国でも有数の多雨地帯でも知られている。
頂上の日出ヶ岳、正木ヶ原など見所が多くあり
独特の山の風景が堪能できる。その代表は
常緑針葉樹のトウヒの立ち枯れ現象。
これは1959年の伊勢湾台風の時に
山頂部の生態系が変わって笹が増え
ニホンシカが、笹とトウヒの樹皮を食べた結果といわれる。
いまもシカの姿は、登山道付近で常に目にする事ができる。
ここは新緑と紅葉の時期がきれいだ。
紅葉の季節はピークを越したようだが
11月末頃までは登山は可能。
最近は自然保護の観点から車の入山規制が
行われいる。近鉄大和上市駅から数は少ないが
定期バスが運行されている。
(写真は昨年秋に撮影)