







市民の憩いの空間で
観光客の見所のひとつとして
親しまれている京都御所。
維新のあと、東京に遷都されてから
御所の多くの公家屋敷は
取り壊される運命をたどる。
しかし、当時の面影を残す茶室と庭園が
いまも残され公開されている。
それは拾翠亭(しゅうすいてい)と呼ばれる九条家の別邸跡。
九条家は、藤原鎌足を祖とした当時の貴族で
五摂家のひとつ。
平安末期から江戸後期まで多くの人が
摂政や関白を務めたいきさつがある。
九条家の系譜につながる九条道孝が、明治天皇の左大臣になり
その娘の節子は大正天皇の皇后になる。
遷都に伴い、明治2年(1869)に九条道孝が
明治天皇と一緒に東京に移る事になる。
拾翠亭は約200年前に造られた、書院風数奇屋造り。
いまは、周囲の樹木が色づき静かなたたずまいだ。
京都のかくれた観光スポットのひとつではないか。
公開は金、土曜日などだけ。参観料は100円。