


失われていく伝統。
以前、何気ない事象がいつの間にか
消えてしまう今日この頃。
日進月歩といえば聞こえはいいが
そうばかりとはいえない。
平安時代の1年は今の1日に該当する意味の
コラムを最近、読んだことがある。それだけ
世の中の移り変わりが激しいということだろう。
そんな中、先日豆腐の行商風景を見かけた。
これも以前は普段に見られた光景で
生活と結びついていた。あの独特のポプーという
音は鳴っていなかったが、リヤカーみたいなもで
豆腐を売り歩く姿、形は同じだ。
もうひとつ。
今日は京都の祇園祭の宵山。市内の中心部は
祭りムードでいっぱいだが、街の通りに
足袋屋さんの専門店があるのに気付く。
祭りには足袋が何かと必要だが、これも以前は
足袋を履く習慣が普通だっただけに、懐古的な
感懐が胸をよぎる。冬場の着物姿には足袋は必需品。
ゆかた姿には無用だが、いずれにしても
足袋は儀典的な観点からもなくなりはしないだろう。
デパートなどでも販売はされているが、足袋専門店は
今日では貴重な存在といえるだろう。
古都京都らしい店舗といえよう。
(いずれも最近の京都・三条通で)