



大都市の新しい交通機関として
新型の市電の復活化の動きが活発化している。
京都市では今年1月、次世代路面電車(LRT)の
導入に向け、今出川通4キロでLRTに見立てた
市バスを走らせる社会交通実験を行った。
今出川通の4車線のうち中央の2車線から車を締め出し
市バス8台を走らせた。
一方、神戸市でも今秋、同じような実験を行う予定。
コースは山手の北野町と海岸部の旧居留地3キロを予定。
さらには大阪の堺市でも同じ路面電車の導入を検討中。
京都の場合、歓迎の声がある反面、車の渋滞に拍車を
かけると反対する人もいる。
神戸はこれからだが、市側では「欧米では車を締め出した結果
人通りや商店の売り上げが増えた例もある」と乗り気の構え。
今度のドイツのサミットでは環境が大きなテーマになっており、新しい交通体系は
こうした点から大都市の環境対策の切り札として注目されていいのでは。
現今は車と住環境そして商業のバランスが崩れて来ている
従来は車社会中心で、経済の発展を図ってきた。これからは車社会からの転換を
図る事による新しい価値観に基ずく経済進展を、試みる時期にきているように思う。
車によって大気が汚れ、多くの交通死傷者を生み出してきた。
さらには、商店街を空洞化させそれに伴う都市基盤を壊してきたなどの
反省は誰にでもある事は否定できない。
新しい交通機関の整備には多くの課題はあろうが、京都が日本で
初めて市電を走らせ、都市発展につないだ先駆者の精神は見習うべきだろう。
世界の環境改善を図る国際間の京都議定書の持つ意義を再確認する必要がある。
※ 参考 日経、読売新聞など。
写真1)2)は以前の京都市電(平安神宮)、神戸市電(御崎公園)
4)は昨年、導入され話題を呼んだ富山市のLRT。