








その名残の池のある所が神泉苑。
二条城のすぐ南にある。
桓武天皇が平安京の造営にあたり設けられ
常に泉が湧き出すところからこの名がつけられた。
歴代の天皇、貴族が舟遊びをしたらしい。
神泉苑は真言宗東寺派の寺。
エピソードが残されている。
当時の高僧だった弘法大師空海と守敏大徳の
降雨祈願の争い。平安京の正門の羅城門を
はさんで東に東寺、西に西寺があり
東寺が空海、西寺は守敏が主管していた。
雨の降らない夏に天皇の命を受け空海は
神泉苑で降雨祈願の修法に専念。かたや守敏は
雨をコントロールする竜王善女を呪力により
水瓶に閉じ込める。しかし結局は空海の勝ちとなり
都に雨が降る注ぐようになる。当時のドラマ。
王城守護の目的からスタートした真言密教。
庶民レベルに接触しなければ教団の存在が危うくなる。
そこで作られたのが「お大師さま」のイメージであり
神泉苑法力争いの伝説。
当時の神泉苑は大きかったそうだが、今は横を走る
御池通で昔をしのぶ事ができる。
5月1日から4日間、祭りがあり壬生狂言の流れをくむ
狂言が行われている。会場の雰囲気を保持する為、写真は撮影禁止。
今、池の周りのツツジがきれい。
※参考 (京都百話 奈良本辰也編 角川ソフィア文庫)など。