
気象庁の用語改正のひとつ。
午後6時から9時までをさしていた
「宵のうち」を「夜のはじめころ」に
変更をする事にし、気象庁は今月から利用に
移した。理由は若い人の間で
「宵」の意味を取り違えている事によるとしている。
歌人与謝野晶子の名句「清水へ祇園をよぎる桜月夜
こよひ逢う人みなうつくしき」のこよひも門外漢
なってしまいそう。「今宵出船」「宵闇せまれば」など
宵の文字、言葉は日本情緒を表現する
手がかりになっていた。気象用語だけで
一般用語ではなくならない。
思うに、若い人の語彙理解力と
季節感の感受性の欠如が背景にありはしないかを
危惧せざるを得ない。
それでいて、若い人の京都好みや京都検定に取り組む
ムードはある種の時代錯誤ではないか。一方では
季節、伝統を商業ベースに乗せ経済活性化の一翼を担わせる
地方行政、経済団体それに国の観光立国のありようにも
問題ありとみなしたい。写真は
京都・四條小橋の下を流れる、高瀬川で撮った、”ほろ酔い気分”の「宵の桜」だ。