診察の予定が繰り上がり、上條と会うことが出来なかったさやか。
ヴァイオリンの天才少年と呼ばれていた上條だったが、事故の影響で、もう二度と弾くことは出来ない。
「(なんで、恭介なんだよ…)」
「(もしも私の願い事で、恭介の身体が治ったとして、それを恭介はどう思うの?)」
「(ありがとうって言われて…それだけ?)」
「(それとも、それ以上のことを言って欲しいの?)」
「私って、嫌な子だ…」
昨日のことを考え、朝から沈んだ気持ちのまどか。
さやかも敢えてそのことには触れず、登校中はいつものように明るく振舞っていた。
「まどかはさ、今でも魔法少女になりたいって思ってる?」
「そうだよね、仕方ないよ」
「ズルいって分かってるのに…今更、ムシが良過ぎだよね」
「でも、無理…私、あんな死に方…」
「恐いよ…嫌だよ…」
キュゥべえの話によると、マミの抜けた穴は他の魔法少女が埋めてくれるらしい。
「君たちの気持ちは、分かった」
「残念だけど、ボクだって無理強いは出来ない…お別れだね」
「ボクはまた、ボクとの契約を必要としている子を探しに行かないと」
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マミが住んでいたマンションを訪ねるまどか。
もちろん、そこにはマミの姿は無かったが、生活した跡が残されたままだった。
「ごめんなさい…」
「私、弱い子で、ごめんなさい…」
「あなたは自分を責め過ぎてるわ、鹿目まどか」
「あなたを非難できる者なんて、誰もいない…いたら、私が許さない」
「忠告、聞き入れてくれたのね」
「うん…私がもっと早くに、ほむらちゃんの言うことを聞いてたら…」
「それで、巴マミの運命が変わったわけじゃないわ」
「でも、あなたの運命は変えられた…一人が救われただけでも、私は嬉しい」

マミには近い親戚はおらず、失踪届けが出されるのも、まだ先の話になるだろうと。
魔女の結界で死んだ者は、死体すら残らず、行方不明扱いにされたまま…
ほむらは、そういう少女を数えきれないほど見てきたと言う。
「みんなのために、ずっと一人ぼっちで戦ってきた人なのに…」
「誰にも気付いてもらえないなんて、そんなの寂し過ぎるよ…」
「そういう契約で、私たちはこの力を手に入れたの」
「誰のためでもない、自分自身の祈りのために戦い続けるのよ」
「誰にも気付かれなくても、忘れ去られても、それは仕方のないことだわ」
「私は覚えてる…」
「マミさんのこと忘れない、絶対に!」
「そう、そう言ってもらえるだけ、巴マミは幸せよ…羨ましいことだわ」
「ほむらちゃんのことだって、私は忘れないもん!」
「あなたは、優しすぎる…」
「忘れないで、その優しさが、もっと大きな悲しみを呼び寄せることもあるのよ」
上條の病室で、いつものように音楽の話をするさやか…しかし、上條は窓の外を見たままだった。
「さやかは、僕をイジメてるのかい?」
「なんで、今でもまだ僕に音楽なんか聴かせるんだ?嫌がらせのつもりなのか?」
「だって恭介、音楽好きだから…」
「もう聴きたくなんかないんだよ!!」
「自分で弾けもしない曲、ただ聴いているだけなんて…」
「僕は…僕は…」
「動かないんだ…もう、痛みさえ感じない…こんな手なんて…」
「大丈夫だよ、きっとなんとかなるよ!諦めなければ、きっといつか…」
「諦めろって言われたのさ…もう、演奏は諦めろってさ」
「僕の手はもう二度と動かない…奇跡か、魔法でもない限り治らない」![]()
「あるよ!」
「えっ…」
「奇跡も、魔法もあるんだよ!!」
「…」
ほむらと別れ一人街を歩いていると、なにやら様子がおかしい仁美を見つけるまどか。
首には見覚えのあるマークが…
「(どうしよう、これってまさか…)」
仁美についていくと、廃工場に多くの人たちが集まっていた。
そして、洗剤を混ぜて有毒ガスを発生させようと…
必死に止めようとするまどかだが、わけの分からないことを言ってやめようとしない。
強引に洗剤の入ったバケツを奪って外へ投げ捨てると、今度は、まどかを捕まえようとする仁美たち。
別の部屋に入って、内側からカギをかけるまどか。
すると、あの不思議な空間が発生し、その中へと引きずり込まれてしまう…

「(罰なのかな…これって…)」
「(きっと私が、弱虫でウソつきだったから…)」
「(罰が…当たっちゃったんだ…)」
「えっ…」
「さやかちゃん!?」
「これで、止めだぁ!!」
「いや、ごめんごめん、危機一髪ってとこだったね」
「さやかちゃん、その恰好…」
「まあなに、心境の変化っていうのかなぁ…」
「大丈夫だって、初めてにしちゃ上手くやったでしょ?私」
「でも…」
「…」
「マミのヤツがくたばったって聞いたからさ、わざわざ出向いてやったってのに」
「悪いけど、この土地にはもう新しい魔法少女がいるんだ」
「ついさっき、契約したばかりだけどね」
「何それ!?」

「でもさ、こんな絶好の縄張り、みすみすルーキーのひよっ子にくれてやるってのも癪だよね」
「どうするつもりだい?杏子」
「決まってんじゃん!」
「要するに、ブッ潰しちゃえばいいんでしょ?その子」
大方の予想通りに、上條君の手を治すことを条件に、さやかは魔法少女になってしまいましたね。
そして、この契約が更なる不幸を呼び込みそうなことも匂わせていて…
まあ、そうならないと、前回でマミさんがさやかに言った言葉が、生きてこないですからね。
もう、鬱展開しか思いつきませんよ^^;
前回の戦いで、目の前でマミを殺され、完全にヒヨってしまったまどか。
あんなもの見せられたら、魔法少女になりたいなんて普通は思いませんよね^^;
ほむほむが言っていた通り、まどかは自分を責め過ぎですよ…ズルくないと早死にしちゃいますよ。
でも、まどかもさやかも、契約してマミさんを生き返らせようとは、思わなかったみたいですね。
いや、思ったけど、口にしたくなかったのかな??
実際、命を懸けてまで、生き返らせようと思うほど、マミさんと絆が深まっていたわけではないですからね。
さやかなんて、マミさんの命よりも、好きな人の夢をとってしまいましたし。
そんなことまで考えて、敢えてこの話題に触れなかったとすると、恐ろしい話ですよ^^;
ということで、魔法少女になるのを思い止まったまどか。
これで、ほむほむもひと安心ですが、なぜそんなに、まどかばかり気にしているのか気になりますよね。
まどかの優しさが、もっと大きな不幸を呼び込むって…過去に何かあった感じで。
それにしても、ほむほむにしてもキュゥべえにしても、まどかしか見えてないですよね。
さやかが契約したことに、ほむほむは怒っていましたが、まどかにしか忠告してないじゃん!ってw
キュゥべえの別れの言葉だって、まどかにしか向けられてなかったですしwww
あれは、さやかは近いうちに契約することを感じていたからなのかな?
なら、キュゥべえ…やっぱり恐ろしい子!!
そして、ラストには新キャラの赤毛の魔法少女・杏子が登場!
さやかをブッ潰すっていってるけど、さすがに殺しはしないですよね…
せっかく、契約を取り付けたキュゥべえさんも、それは困るでしょうしww
でも、キュゥべえは契約以外のことについては、あまり興味がなさそう^^;
◇今日のプチお気に入り!◇
ちょっとお気楽な感じに振舞っているのが、さやからしいですよね。
それにしても、手が治ったと気付いた時の上條君…なんでそんな顔なんだ!?
これは、さやかのこの先の運命を暗示してるのか…
それとも上條君的には、手は治らなかった方が良かったとか??
それなら、あまりにもさやかが不憫すぎる。。。
瞳に映るキュゥべえが、とってもホラーですwww
まるで、心に隙が出来るのを知っていたようなタイミングですよね^^;
さすが、営業成績優秀なキュゥべえさんや!w
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