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色々反応下さってありがとうございます。
ふらっと立ち寄って
目を通して頂けるだけでも
大変ありがたく思っています。
今日は、夫が行方不明になって、8日目の話です。
一週間お休みをいただいて、
なんの情報も連絡もないままでしたが、
これ以上職場に迷惑をかけるわけにもいかず、
この日は出勤することにしました。
これから、生活を立て直そう。
私が働けば生活はなんとかなる。
そう思うことにしました。
久しぶりの出勤で、とても緊張しました。
職長からは、病欠ということで話している
との事でしたので、そのように話しました。
始業前に、一人一人に謝罪して回りました。
みんな、一週間も休んだことを
とても心配してくれました。
その間、大変だったはずなのに、
大丈夫?と気遣ってくれました。
本当に、ありがたかったです…。
人のお世話をする仕事なので、
人と触れ合うことで
少し気持ちが軽くなった気がしました。
午前中の勤務を終え、休憩に入った時でした。
着信履歴に、見覚えのない番号がありました。
念のため、その番号を調べると、
東京の警察からでした。
もしかして、夫のことで何か分かったのかも!
すぐにかけ直しました。
「はい、○○警察署です。」
「○○と申します。そちらから先程お電話頂いていたようなのですが… 」
「心当たりあります?」
「はい、あの、夫の○○が26日から行方不明で捜索願をお願いしてます。」
「あー…担当の部署におつなぎしますね」
「はい、お願いします」
「お電話代わりました、○○と言います。○○さん、今こちらに来ていただいてるんですね。捜索願を出されていたのでそちらに連絡させて頂きました。」
「ありがとうございます!」
「職務質問って分かります?それでね、声掛けさせて貰ったら手配されてたのでね、こちらでお話聞いたら、手持ちが700円しかないみたいで。」
「無事なんですか?怪我とかしてませんか?…え?手持ちが700円?20万近く持って出たはずなんですけど…。」
「ええ。大丈夫です。そうみたいですね…。」
「本人は、何か言ってますか?700円じゃ帰って来れませんよね」
「どうもね、神奈川に親戚がいるからそこに行くつもりだったみたいなんですよ。○○さん、知ってますか?」
「はい…戻る気がないという事ですか?迎えにいくにしても、私、昨日まで一週間仕事休んで探してたので、今日は夕方まで動けないんです」
「うーん…警察としましてもね、本人の意思を尊重するしかないんですよ。話できないかもしれないけど、声掛けてあげてください。」
「はい…」
「もしもし?聞こえてる?大丈夫?」
「…うん。ごめん。」
受話器から、一週間ぶりの夫の声。
ずっと泣きっぱなしで返事もしたりしなかったり。
「とりあえず、無事でよかった。…何でこんなことしたの?みんな心配してたんだよ。何かあったんじゃないかって。」
「…」
「何が原因でこんなことになったの?借金は自己破産の書類出せば解決したはずだよね?請求もとめてもらってたし…」
「…」
「私のは出来てたんだから、自分のを書いて出せばよかっただけだよね?」
「…」
「私のことが嫌なら、離婚の話になった時、すれば良かったんだよね?」
「…」
「仕事が嫌だったなら、辞めて他の仕事すれば良かったんだよね?私、ずっと言ってたよね?」
「…」
「前の日まで家で普通にゲームしたりテレビ見て笑ったりしてたのに、急にいなくなったらビックリするでしょ?」
「…と思ってた」
「え?」
「死のうと思ってた」
「…なんで死のうと思って、お金持って東京に行くの?ちょっとよくわからない。死ぬほどの何かがあったの?」
「…」
「何に一週間で20万近くも使ったの?」
「…」
「いつも連絡あるのになくて、パパ帰ってこないねって話してて、おかしいって2人で探しに出て、車見つけたとき、心臓が潰れそうだった。書き置きもないし朝まで車のところで待ったけど戻ってこなかったから警察にお願いしたんだよ。」
「…」
「もう、使ってしまったものは仕方ないよ。帰ってくるなら迎えにいくけど、これからどうするの?○○くんも仕事の方は気にせんでいーけん来づらいやろうけど顔出してっていってたよ。借金の事は帰ってから書類出せばいいし、家にいたくないなら離婚してもいいよ。とりあえず1回帰っておいで」
「…」
ガタンと音がして、警察の方にかわりました。
「電話置いちゃったね。ずーっと泣いてたけど、ちゃんと聞いてましたよ。それでね、神奈川の親戚だと思うんだけど、○○のおばさんと○○○○さんの電話番号書いたメモを持ってたので、お知らせしておきますね。そこを頼っていくみたいだから、それでいいですか?」
「そうですか…。あの…そちらからその親戚の所までは700円で行けるんですか?死のうと思ってたって言ってたので心配で…」
「あぁ、行けますよ。大丈夫です。ちゃんと行くよね?行くって言ってます。」
「わかりました…。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
「いえいえ、じゃあ、また今から少しお話聞こうとは思ってますから。何かあればまたお知らせしますね。」
「はい。ありがとうございます。」
連絡先を教えていただいて、電話が終わった時、休憩時間が終わっていました。
事情を知っている上司に東京で見つかったことを報告し、仕事に戻りました。
電話で一方的ではありましたが話をしている時、自分でも驚くほど冷静でした。
仕事中ということもあったのでしょうか。
怒鳴ったり問い詰めたりということも無く、
ただ小さな子供に話して聞かせるように、
ゆっくりした口調で話しました。
怒りよりも、無事でよかったという気持ちの方が強かったのです。
その時は…
夕方、仕事が終わってすぐ、警察の方に連絡しました。
14時過ぎまで話を聞いて、それから親戚のところに行くと言って出たとのことでした。
どんな話をしたか聞いてみたのですが、借金の事を話していたそうです。
奥さんと仲いいの?と聞くと、仲がいいという訳では無いと答えたそうです。
仕事のことは何も言ってなかったとのことでした。
正直、失踪するほどの理由がわかりませんでした。
出かける時は車の中で手を繋いだり、仕事から帰ったらキスしてきたり、体に触れてきたり、じゃれ合ったり…私は仲はいい方だと思っていたので、夫の返答にショックを受けました。
昔から、他人に悪口を言うのが好きな人でした。
結婚した頃、若い時に遊んでいた女性とのLINEのやりとりで私の悪口を書いていたのを見たことがあります。
(付き合っていた頃出会い系サイトに登録していた事があって、知人が同サイトに登録していてバレて、もうしない、携帯はいつでも見ていいから信じてくれとの事で別れませんでした)
本人の前と、他の人の前では、言うことが全く違っていたりします。
今回も、そんな状態で何が本当なのかわからなくなりました。
親戚の方に電話をかけましたが、どちらも出ていただけませんでした。
私の実家に、電話で知らせました。
父は私が幼い頃から耳が聞こえません。
今は、機械を頭に埋め込んで、
なんとか聞き取れる程度になっていますが、
電話では話せません。
母から、
「そんなことじゃろうと思った。
また自分のためだけにお金使ったんね?
心配せんでも自分で死ぬような根性はないわ。
もう気にせんで自分と子供のことだけ考えな。
戻って来ても、つまらんと思うよ。
この前家族だから頑張らせて下さいって言ってもらっといてこれやもんね。お父さんには言っとくけど。
帰りたいって言って戻ってこられても困るやろ。生活費もまともに入れんのやけん。
あんたに気持ちがあっても、子供のことを考えなよ。」
本当に、その通りだと思います。
でも、夫には既に両親はなく、
こちらで頼れるところがありません。
この時の私は、まだ迷っていました。
住むところを確保するために
家族になるふりをし、
自分のためだけにお金を使って、
決めたことを守らず、
生活費をまともに入れてもくれない。
挙句、家族を捨てて書き置きもなく
仕事も放り出してひとりで出ていった。
今考えれば、同情の余地はないと思うのですが。
きっと、疲れてまともに考えられて
なかったんでしょうね。
えぇ、間違いなく。
これで、夫が発見された日の話は終わりです。
…が、警察に発見されて、はい終わり。
ではないんですよね。
まだまだ、私の辛い日々は続きます…。
ここから、夫が頼った先の親戚と
連絡が取れるまでさらに一週間。
そこからまだまだ、縁は切れません。
早くリアルタイムで更新できるように、
次は連絡が取れるまでを要約して
書きたいと思います。
長文乱文で申し訳ありません。
私が成長できるように、見守ってください。
では、また。