月が丸い理由を尋ねる事より
美しい月を写して見せつける方が
人生は効率的に進むかも。
ぺらっと写した丸い月を
シラッとテラっと自慢するのは
田舎っぺだとバレたら恥ずかしい!
とお門違いの心配がよぎったので
私は一人で眺めて虚しく帰った。
田舎者だと笑われる
どうでもいい恐さに怖気づき
素直な気持ちになれない僕へ
お前は田舎者じゃなくて
卑怯者なんだ!と丁寧に
教えてくれたあの人の優しさに
私は今でも甘えたままで
努力する大切さと積み上げる
大事さを蔑ろにしてきた。
鈍く麻痺した感覚に浸り
真実から遠ざかる日常に慣れると
狂った環境も気にならず
平然とのうのうと生きれるものなので
この社会は理不尽だけども
不思議だと思います
不思議だと思われます。
月が美しいね♪と伝える事より
真ん丸な月をネタにして誘い
シレっとその気にさせる手筈だった。
それなのに、見透かした表情で
貧乏人でしょ?って真面目に
面と向かって聞かれたら困るから
私は少し離れて孤立したまま
見つめた夜はちょっと寒かった。
貧乏人だね、、って囁かれる
惨めさから逃げた僕の過去を
君は貧乏人じゃなくて
薄情者なんじゃないの?って
素直に向き合ってくれた
アイツの厳しさに私はついつい
反射的に反発してしまい
言い訳を繰り返してしまった。
正直に語る誠実さなんて
ただの負け犬だと決めつけ
適度に誤魔化し繕って凌ぎ
ヘラヘラ笑って楽しそうに
嬉しそうに豪快に見せる事
そればかりを重点的に
価値としていた私の日々に
何が嬉しくて楽しくて幸せで
喜びなのか?なんて
分かるハズないって事が
今頃になって分かってもね、、
飲んで食べて寝て起きて働き
遊んだアトにヤッてシテたら
勝手に時が過ぎちゃって
気づけばまあまあなオジサンになった
ただそれだけの話だから
しょうがない、しょうがない。
偽善者かよ!って言われるよりも
嘘つきだね!って断定される方が
ナンボかマシかなって思っていたのに
詐欺師だねって泣かれる窮地に
嘘つき!と怒鳴られる痛さが加わり
この泥棒野郎って叩かれる
狡さを背負って歩くのもしんどいな。
時には荷を下ろし
身軽になってスキップしてみて
調子に乗ってたら躓き転んで
奈落へと行かないように!
周囲を確認して気を張り
常に様子を伺いながら
時にはシレっと覗きつつ
世間の動きを把握しながら
知らないフリで上手に賢く
無難にそれとなくな感じで
生きて来たはずだったのに、、
本音は何故か態度に表れ
本心を隠してても目が語りがちだ。
誠意を示したのに行為だと疑われ
真実を述べても怒鳴られるのがオチ。
月はそのままを見過ごす
涼しい常識が何よりなので
熱く語り温かく見守る過程を
わざわざ写して飛ばす勇気なんて
誰もオレも求めてはいないからね。
馬鹿だとバレても愚者だと言われても
偽善だと突かれても平気でいること。
善行だね!って称えられなくても
毅然とした態度でスルーされても
月は綺麗で神秘的で消えても
変わっても丸の原型に何ら
変わりはないのだし。
私の毎日には関係ねぇ
丸い月にトキメイても
オジサンらしく気楽に拝んで
のうのうと食って飲むのみ。
そのまま平然と寝る夜でも
明日になったら
またガバッと起きるつもりで。
一昨日は調子がバツだったけど
昨日は三角って感じだったな。
明日は斜めかもしれんけど
今日も月はほぼ丸でした。

