結婚生活22年目で
色んな事情を受け入れ
しぶしぶと別居が始まり
最初は色々と慣れなくて
毎日、イライラしていたらしい。
今では何事も
しょうがないって思うようになり
逆に子供との会話は増えて
今は支えられている感じがする
なんて苦笑いをしていた。
まあ、ナニコレを買ってくれとか
小遣い欲しさが見え見えだけどね。
長男は成人して生意気になっても
子供は子供で可愛いもんだよ。
まあ、俺もこのままじゃ
ちいぃ〜っとばかり
まだ寂しいから
若くて美人な彼女でも
出来たら最高やっけどね、、笑
今はテレビを見ながら
1人で気楽に
晩酌を済ませて寝るだけで
何となく精一杯って
感じの日々だから
どげんもならんのよね。
……
大学を出て営業一筋で頑張り
責任ある立場へ昇格した頃に
別居となってしまった。
奥さんとは特に
喧嘩することもなかったらしいが
仲良くしていた訳でもなく
一般的でごく普通なんだと
思っていたのよね、、
といつも語り始める。
今思うと、嫁に色々と押し付けて
仕事ばかりだった気がする。
得意先への気遣いを優先させながら
それなりに結果を出した
つもりだったからなぁ…
何もかもが衰え出した
今頃になって
まさか、独身生活になるなんて
思ってもいなかったよ。
……
地元の大学は自宅から通い
車やバイクを乗り回して
バイトも遊びもそれなりに
楽しかったと聞いていた。
新婚生活も人並みだったけど
家族のためにも働いたつもりだし
会社のためにも尽くしたつもりで
取引先にも外注さんにも
冠婚葬祭の出席から
プライベートの付き合いまで
結構、俺なりに
頑張って来たつもりなのになぁ〜
まさか、この歳になってから
自分で惣菜を買って並べて
晩酌するなんて思わなかったよ!
…
年末に先輩から
頼まれていた備品を届けに行った時
来年は次男が成人式なんだと
ユニホーム姿の画面を
僕に近づけてきた。
ワンルームの狭い部屋には
仕事用のスーツが2着掛けられ
布団は綺麗に畳んであった。
数年経っても
備え付けの流し台は
あまり使用感が見られない。
でも、焼酎瓶とビール缶の
ゴミ出し日だけが目立つ
ペラペラなカレンダーには
〇〇成人式と
丁寧に書き込まれていた。
この世には
話題にもならない
それぞれの日常があり
色々な生活が
終わりと始まりを繰り返す。
そんな社会で
諸事情が自分に起きても
諸事項を常に任され
遂行している先輩を
いつも尊敬しているし
僕の取引先でもあるのだ。
そんなご縁があるせいなのか
私用なのに所用みたいに
上手に僕を誘ってくる。
備品を届けた帰り際に
「よいお年を!」
と無難な挨拶で締めようとしたら
「〇〇の成人式の飲み会後に
お迎え運転手になったよ♪」と
困った顔で幸せそうに
車を磨く準備をしていた。
…
あれから2週間ぐらい経つけど
僕のLINEにはまだ
たまにはどう?
の誘いが入らないので
きっと次男さんは
素敵な成人式を迎えたのだろう。
〇〇君
成人おめでとう!
たまにはお父さんと
飲みに行けるね♪
飲んだらクドイけど
息子さんにはドライかも⁉︎
大人の男同士
ガンバロー
ガンバレー!
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