私の名前の由来は母によるものだったと子供の頃に聞いています
母が女学校の時の同級生、私につけた名前の人がいたそうです
その人はとても綺麗で勉強もできて、その上優しくて母は憧れていたそうです
女の子ができたら同じ名前をつけたいと思っていたそうです
結婚して直ぐにできた初めての赤ちゃん
母は嬉しくて可愛くて堪らなかったでしょう
父も大切に育てて可愛がってくれました
私の下に妹や弟ができて物心ついた頃には私は祖母の隣で寝て、何時も側にいましたから両親に可愛がって貰った記憶はありません
でも写真の中にいる私は確かに愛情いっぱいに育てられていました
写真も私ばかりでした
家を新築してから自分の部屋ができた時、母は私の部屋に小さな白い鏡台と椅子、白い小さな箪笥
ミシンを買ってくれました
まだ5年生でしたがね😅
母は私がお嫁さんに行く事を夢見て早くから準備していました
高校になる前にはかすりの着物を作ってくれて時々着せて貰っていました
知り合いのお店で綺麗な生地が入ると買っておいて結婚が決まると私に色を聞いて染めて貰い着物に仕立ててくれました
喪服用の着物も作って草履やバックもセットにしてありました
就職してからは成人式用の振り袖や帯、全てのセットを揃えて、付下げや小紋なども揃えてくれました
私はお給料やボーナスで支払っていました
足りないところは母が払ってくれました
今では着物は着る事もありませんがね😅
妹にはここまで母はしていたようには思いません
私には母は期待や夢を持っていた気がします
決して母の憧れた人のような美人でもなく
勉強も普通でした
優しいのか気が弱いのか自分でもわかりません
でも母にとって私は憧れの人と同じ名前でどこかで重ねていたのかも知れませんね😅