大きなホテルでもなく、由緒ある旅館でもないのですが息子が高知県の大学に入学が決まりアパートに引っ越しをした日の帰りに泊まる旅館もホテルも予約していなくて夕方暗くなりかけての旅館探しながら旦那さんは車を走らせて私はキョロキョロ周りを見ながら探していました
旦那さん行き場たりばったりで旅行するのが好きらしかったのですが私は予約してしっかり予定組んで旅行行きたい人だったので心細くて苛立ちもあり半ば諦めかけていたら真っ暗な夜空に小高い丘の上でライトアップされた素敵なホテルの様な建物が見えたのです
まさかホテル?
きっと高いよ
と言う私をよそに旦那さんは伊淀川沿いの坂を丘に向かって車を走らせました
行ってみれば良いよ
空きがあればラッキーだよね
とポジティブ思考
そこに建っていたのはかんぽの宿
空いている部屋もあり、お安いプランもあり直ぐに部屋に案内されました
部屋の入り口に入ると驚くほど広い
部屋も広々として清潔で綺麗
直ぐに夕食が運ばれてきたらとてもご馳走でまた驚きました
これに感動した私達夫婦は4月の大学の入学式にはまたここに泊まりたいねと話して帰ったら直ぐに予約を入れました
3月には宿までの川沿いの道に何も気がつきませんでしたが4月の道の両側には桜の花が満開でそれは見事で春の青い空と桜のピンクがとても綺麗で感動しました
高級でなくても、最高でなくても
綺麗に清潔に整えられた部屋
美味しい料理を出して迎えてくれ
宿までの道まで心使いがあって
親切で優しい宿
また、いつか旦那さんと行きたいです
高速道路を通らず高知県から愛媛県に抜ける山間を走る道の途中にはひょうたん桜と呼ばれている蕾がひょうたんの形の桜が咲く丘もありましたよ