花さき山
という本をご存知でしょうか
切り絵の美しい本が忘れられません
黒いバックに白い女の子が切り絵となっていて
ピンクや黄色、赤や緑の😅彩色
子供が幼い頃バザーで見つけて私が買った本です
斎藤隆介さんの文、滝平二郎さんの絵による名作『花さき山』。1969年初版ミリオンセラーです
講談社第一回出版文化賞、1974年、第9回モービル児童文化賞、1987年「ソメコとオニ」で絵本にっぽん賞を受賞
2020年には「花さき山」50周年記念パネル展が開かれた
Googleより
女の子が山で会ったやまんばに
この山に咲いている花は誰かが相手のことを思いやり優しい気持ちで我慢したら咲くんだよ言われた
見るとそこには色とりどりの美しい花がいっぱい咲いていました
双子の兄が今、優しい思いで我慢しているから花が咲き始めたと言った
女の子は夏祭りに浴衣を作って貰うのを楽しみにしていたが妹のお祭りを楽しみにしている顔を見たら貧しい家だから自分は我慢して妹に作ってあげて欲しいと言った
そして花さき山に一つ花が咲いた
そのお話を読むと私は胸がギュッとします
50周年のパネル展のインタピューで村上厚子さん
労働省(現厚生労働省)入省。女性政策、障がい者政策、働き方改革や子ども政策などに携わる。郵便不正事件で有印公文書偽造等の罪に問われ、逮捕・起訴される
が話しておられます
人のために何かをするためには、人に与えられるもの、つまり、何らかの物なり、能力なりをもっていないといけないと思っていましたが、何ももっていなくても出来ることがある、花をさかせることができるんだ、というメッセージがすごく大きかった。勾留中、
ここで何が出来るだろう、と思った時に、自分が元気にしていること、大丈夫だよ、と伝えるだけでも、外で心配してくれている人のためになることだ、と気づけたんですよね。身構えて固まっていた気持ちがふぅーっと溶けていった感じがして、すごく楽になって、いただいたメッセージに元気に返事が書けるようになりました
とありました
女の子には何もありませんでした
でも妹を思う優しい気持ち、相手のことを思いやれる暖かい心はいっぱいありました
それが花さき山の花となって花を咲かせていっぱいにする
ひとつひとつの花は優しい思いと我慢で出来ているのです
私達には見る事はできない花ですが人には心を寄せて思いやりを持って生きていくことが大切なんだと思います
久しぶりに絵本を読んで見ましょう😅