私は自分とは違う性格や思考の人と話すのが好きです
小学生の時、幼友達と話をしていて私が話すと彼女はいつも肯定的で
うん、そうだね
私もそう思うよ
と言ってくれていました
彼女からの話も私もそうだねと思うことばかりでなんだか楽しくないなぁと思っていました
自分を否定されると嫌だし肯定されると嬉しいけど何時も同じ考え方では刺激も変化も進歩もないと思っていました
やがて我が家は家を建てて同じ町内ですが引っ越しをしました
近所になった他の幼友達と一緒に学校は通いました
彼女は一人っ子で私は3人兄弟の長女で妹と弟がいました
彼女は私を羨ましいと言い、私は彼女が羨ましかったです
ひとつのおやつでも3人で分ける私と1人で全部食べられる彼女は思考は当然違いました
親も環境も違うのですから違うことは当たり前なのですが私は彼女と話していて違うものの見方が新鮮で刺激的で楽しくてワクワクしました
小学校5年生から中学校3年生まで毎日2人で登下校しました
一緒にいて話しているのが楽しくて自分達でさえなんで毎日一緒にいるのに話は尽きないのかねと大笑いしていました
高校も同じでクラスは同じでもやりたいクラブは違って、友達も仲良しさんは違うので自然と一緒に過ごすことは無くなりました
明るくて綺麗で朗らかで、大らかな彼女は皆んなの憧れでした
でも私は彼女には執着しなくて自分の高校生活は自分のしたいことをして過ごせました
それは彼女の影響かも知れません
小さなことにはこだわらなくて、○○でなければならないとは思わない人でした
高校を卒業してからは別々の社会人として生活していました
やがて私は結婚して、彼女は県外に行ったと聞いています
私の旦那さんも一人っ子です
私が思っている事とはやはり違う思考を持っています
だから一緒にいて、話をしていて楽しいです
そんな考え方もあるんだ
そんな方向から見ることもあるんだ
時には尊敬することもあります
旦那さんも穏やかで優しくて楽しく大らかな人です
他にも結婚してから同じアパートで仲良くしてもらっていた奥さんは保育士さんだったのでたくさんの事を教えて貰いました
子供が同い年だからずっと一緒でした
その人も明るくて世話好きで楽しい人でした
将来、歳を取ったら日向ぼっこしながら子供達の幼い頃の話をお茶を飲みながら話そうねと約束していました
でも、癌で亡くなってしまい残念で仕方ありません
皆んな私とは全く違う性格で違う思考で明るくて楽しくて刺激的でワクワクさせてくれる存在です
友達も多く私も友達の友達になって友達が増えました
私は自己肯定感が低く、おとなしい子だと言われていました
友達も多くはなく消極的で変化は好みませんでした
でも私とは違う価値観や考え方で私を楽しませてくれる人達のおかげで私の人生は彩られ楽しい毎日です
旦那さんとはもう40年以上の付き合いです
今夜も食事をしながら会話をします
笑顔で楽しい時間をありがとう