我が子が通った小学校には障害者支援学級があった

市内の支援学級がない学校の区域の子供達も通っていた


娘が中学年になった頃に静かな優しい女の子が支援学級の一年生に入学して来た

給食時間のお手伝いや休憩時間に遊ぶ時女の子同士なので仲良くし、お世話していたいたそうだ

身体が弱いが素直で穏やかな女の子だったようだ

たまたま、我が家がお世話になっているお家の子供さんだったので成長しても時々見かけてお元気そうで安心していた

大人になり外出はされないようでほとんど見かける事も無くなりご家族に会ってもなかなか様子を聞くのは遠慮がちだったのだが、お会いした機会に思い切ってお尋ねしたら元気ですよとお返信頂き安心した

でも立ち入ったお話はすることはできなかった


長男の同級生には2人支援学級に通う男子がいた

1人は同じ町内で多動はなかったので時々は同じ教室で授業を受けていたようだ

入学当時から遊び時間には一緒に遊んでいたので仲良くしていた

もう1人は多動性で身体も大きく友達と一緒にはいられないようだった

運動会や行事には同じ行動が出来なく先生がいつも付き添われていた


高学年になり同じ町内のA君は話も出来てお母さんの言うことも聞いていたのであまり違和感なく過ごしていたのだが、参観日の後A君のお母さんと一緒に帰宅しているとお母さんは困った顔で話し出した

「あの子が障害があるので義母が施設に入れてしまえと言うのよ

身体も大きくなってきてこれからどうなるのかと言われて施設に見学に行ったのだけれど、施設の方の子供達への対応が酷くて、可哀想だった

家の子をあんな目に合わせるなんてできないと思って施設に入れるのは出来ないと思ったよ」

私は何と言ったら良いのかわからなかった

義母さんのお孫さんへの理解がないのは悲しくて堪らなかった


その後中学生になった頃、A君は支援学校の送迎バス🚌で帰宅しているのを見かけた

小学校時代はお母さんが送迎されていた

バスは自宅から少し遠くまでしか送ってくれないらしくA君は一本道を1人でちゃんと帰宅していた


息子が大学時代にはA君は支援事業所に循環バスで通っているようで夕方には帰宅している時に出会っていた

私は犬の散歩中だったのだが、毎日お帰りなさいと言って挨拶をしていた

やがて顔見知りになったようで彼女ができたとスマホで写真を見せてくれた  

どう見てモデルさんのような美しい若い女性の写真だった😅


ある日覚えているかと思い私は

「同級生の〇〇君の事覚えてる?

〇〇君のお母さんなんだよ」

と言うと

「覚えてるよ

今から遊びに行っても良い?」

と言ったので私は慌てて

「〇〇君は大学生で他の県にいるから家にはいないんだよごめんね」と言って急いで帰った

距離感がわからないのに気が付かなかったのだ


その後姿を見なくなり、家も引っ越されたようだった

元気にしているのか懐かしく思う


もう1人のB君は娘の友達の弟さんだった

とても穏やかで優しいお母さんと娘さんだった

友達も娘と同じ看護師さんになり頑張っているそうだ

B君は身体が大きく男の子なのでお父さんがいない時間を女性の家族では対応出来なくなり施設に入ったのではないかなぁと娘は言っていた

やはり、家族の事を聞くのは出来なかったそうだ


私は障害の事は何も知らないので、失礼な事を書いていたらごめんなさい


教師をしている次男に聞いたのですが障害には先天的なものと、後天的なものがあるそうだ

ある工業団地には色んな所から仕事にきている親がいて収入が少なくお金や時間に余裕がなく赤ちゃんの時から声掛けや抱きしめてやることが少ない子供は表情が乏しく、感情があまり見られない子供が多く見られたそうだ

後天的な障害がある事を知り私はショックだった


色々な障害があり、大人になってからわかる障害も最近はあるそうだ

家族、本人も気づかない障害もある

近年認められた障害もある

少しずつ理解して受け入れて、共存していくのが望ましいのだろうがなかなか難しいみたいだ

犯罪もチラホラとニュースなどで見る


旦那さんの友達の息子さんは生まれつきの障害があり、学生になってからは支援学校にお母さんが電車で送迎していたそうだが男子もいえども大人並みの体型で力もあり突然の違う行動をしたり、本人が同意しない行動は全力で拒否するらしく毎日ヘトヘトだと言われていた

成人になった頃病気で亡くなられたと聞いた


最近、近所に就労支援事業所が出来たようだ

お昼過ぎまでダンボールなどの整理をしているのを見た

朝出勤して午後から帰宅するみたいだ

近くを通ると声をかけてくれる

犬の散歩中が多いので優しく笑顔の事が多い

でも、娘は困る事があるらしい

子供達と歩いていると話しかけてきてずっとついて来るのが困る

何度も同じ言葉をかけてきてひつこい

看護士である彼女が困るのは余程なのだろうか


何かと障害がある方と関わってきた

何もわからないけど同じ人間だ

酷い言葉や態度はやめて欲しい

素晴らしい能力を持ち素晴らしい生き方をしている人もいる

同じ人間だ

少し距離感を考えて気持ちよく付き合っていきたいと思う