能狂言のバラエティ2
狂言の魅力
狂言 靱猿
大名は野村万作さんが演じていました
御年90歳です
気迫があって泣くシーンや
最後の猿の踊りを真似るところで
心から楽しそうにしている
ので笑うことができました
狂言の笑いはこういう事なんだ
と腑に落ちた感じです
小猿は三藤なつ葉さん
小学一年生だそうです
常に動いていて体をかいているのですが
一箇所だけでなく位置を変えています
また寝っ転がったり前転したりして
場所の移動をしていました
常に動き続けていることで
動物感が増していますが
休みがないこと
全身を覆う装束と面をつけることは
体力が必要だと思うので尊敬します
能 老いの表現
仕舞 卒塔婆小町
ひとつひとつの動作をするにも
手が震えていたりするなど
神経を使っていることがわかりました
小さい動きしかありませんが
老人故に「しっかりと立つ」ことを
意識していることが伝わってきて
動かないからこその
存在感の大きさを感じました
能楽では
歳を重ねてからしか演じられないもの
があると言われています
その代表が卒塔婆小町なのですが
そう言われている理由が
わかった気がします
能 貴婦人とは
能 安達原
まず、前シテの老女の面を見た瞬間に
気品を感じました
「わくかせ」という
糸車を回すシーンがあるのですが
「恥ずかしい」と言いながら
細い糸を女の人生に例えているところは
過ぎてしまった貴婦人としての面影が
残っているように思いました
後シテは鬼となって出てくるのですが
山伏の為に
本当に薪を取りに行っていたので
薪を背負っています
途中でそれを脱ぎ捨てるのですが
本当に彼女は調伏しなければいけない
存在なのか、と一瞬思ってしまいます
また、能面は角度によって
表現する感情が変わるのですが
般若の面をつけた鬼女の演技では
本当にどんな思いでいるのか
手に取るようにわかりました
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