能狂言のバラエティ
国立能楽堂の魅力
第十回三曜会は12月4日に
国立能楽堂で行われました
国立能楽堂は千駄ヶ谷駅の近くにあり
明治神宮の北参道からも近いです
その土地柄も併せてなのか
国立能楽堂の中は
良い気で満たされていて
運気上昇のパワースポットに感じました
少し高級なホテルのラウンジを
イメージしてもらえると
雰囲気がわかると思います
国立能楽堂には片手で数える程しか
訪れたことはありませんが
また行きたいな〜と思う場所です
おそらくですが
他の国立の文化施設も似たような気が
漂っていると思いますので
そちらにも行ってみたいと思います
観世能の魅力
能楽には幾つか流派があります
三曜会を主宰されている佐久間二郎さんは
その中でも一番知名度が高いと思われる
観世流のシテ方能楽師です
流派によって全く違った魅力があるので
観世流に絞った魅力を
舞囃子「高砂」、仕舞「箙」の
2つの作品からお伝えします
舞囃子「高砂」
舞囃子とは能の中で
盛り上がる部分(仕舞)に
囃子に合わせた舞を繋げた
上演形式です
「高砂」は寿ぎと祝いの能として有名です
あらすじを簡単に紹介しますね
その夜、友成が老夫婦に言われた通りに
住吉の浜辺に着くと
波間から住吉明神が現れます
住吉明神は松のめでたさを称え
平和な世を祝福して舞います
舞囃子は後半にあたり
シテ(主役)は住吉明神
主宰の佐久間二郎さんが演じられました
観世流は緩急が強いのが特徴
その動きの速さと止めの安定感から
住吉明神の力強さを感じました
仕舞 箙
仕舞は舞と地謡によって
能の見せ場数分を上演する形式です
「箙」のジャンルは三番目物・修羅物
修羅物とは
武士の霊の無念を語るジャンルです
その中で三番しか存在しない
勝者の話である勝ち修羅です
他の作品は「田村」「八島」です
私は同じシテ方の流派である宝生流で
仕舞の謡を習ったことがあります
舞も見た事がありますよ
その時の経験から比べるも
観世流の謡は力強さがありました
また仕舞の型も違い
より動きに鋭さが増していました
笛独奏の魅力
能の囃子方のひとつ
能管を一人で演奏する一管
という形式です
一噌流の笛方
一噌幸弘さんの演奏でした
笛の構成
横笛 能管 4本
角笛 大小2個
縦笛 リコーダー 3本
横笛は音色に違いがありましたので
それぞれ種類は違うと思います
確かなのは和笛ということですね
能管だけでなく龍笛とかも
使っていたかもしれませんね
演奏も能楽での演奏に近いと感じました
角笛はオカリナのような音色をしていて
ケルト音楽のような演奏でした
森の中で吹かれていそうな音楽でした
楽器の正式名称は知りません
悪しからず
縦笛はリコーダーなのかな?
という音色でした
これは2〜3本同時に演奏する技術
それも片手で2本を演奏していたのが
すごいと思いました
少し長くなりましたので
今回はここまでになります
後半は次の記事にてお伝えします
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