欠かさず見ている
大河ドラマ「べらぼう」。
(戦のシーンがない大河は見やすい…)


今回の第17回では、
冒頭は芝居小屋のシーンでした。

蔦重がモデルと思われる、
「本重」に扮した歌舞伎役者が登場。

台詞は、
「曽我物語の続きを持って参りました。」
「細見を急ぎます。」
…蔦重そのものです。

気になって調べたところ、
「碁太平記白石噺」には、
実際に「本重」が登場するそうです。


「碁太平記白石噺」は、安永九年初演。

まさしくドラマと同時代。

傾城となった姉・宮城野と、妹・信夫
が再会する「新吉原揚屋の場」。

原作では、ここに「本重」が
描かれているようです。
(現代の上演では
カットされています。)


「碁太平記白石噺」、歌舞伎では、
近年あまり上演されません。

数年前の、文楽の公演チラシです。


「碁太平記白石噺」は
作者3名での合作ですが、
「新吉原揚屋の場」を担当したのは、
烏亭焉馬(うていえんば)。


第16回に登場していました。
YouTubeで見ることができます。