猿若祭二月大歌舞伎、
「人情噺文七元結」を
配信で視聴しました。

家族写真のような、
和やかなポスターです。
左官職人の長兵衛は
酒、博奕に身を持ち崩し、
年末の支払いが滞る始末。
女房お兼とは、
いさかいが絶えません。
見かねた娘お久は、
吉原の「角海老」に
身を売る覚悟で
訪れました…
…ここから始まる物語です。
長兵衛は中村勘九郎丈。
お芝居の中で、年を
43と言っていましたが、
実年齢です。
父親役が、無理なく
似合うように
なってきました。
娘お久は、中村勘太郎さん。
子役ではない女方は
初めてではないでしょうか。
上演の2月当時、
13歳の中学2年生。
お芝居のお久の年齢は、
17歳くらいだそう。
今の勘太郎さんには、
娘らしい色気はまだまだ
ありませんが、
まっすぐに演じる姿に
好感が持てました。
お久の役について、
以前まとめたものです。