山あげは、野外歌舞伎。
路上や場合によっては
広場などで行われます。
電車を降りて、
会場の町内に向かうと
賑やかなお囃子が聞こえます。
10時の開演ですが、
1時間ほど前から
会場に乗り込んで、準備が
進められているようです。
「若衆」たちによる、舞台作り。

常盤津(音曲)の台も、
着々と組み立てられています。

藝題 「将門」
蝦蟇に乗って現れた、傾城如月
実は滝夜叉姫。

(かわいい!)

解語の花(言葉を理解する花)
と形容される、美しい立ち姿。

如月は、警固にやって来た
大宅太郎光圀に言い寄ります。

光圀は、一旦
心を許す様子を見せますが…

(背景の「山」が、
桜に変わっています。)
如月は平将門の娘という
正体を暴きます。

滝夜叉姫は光圀を
蝦蟇の妖術で翻弄し…

どこかへ、
飛び去って行きました。

投げられ、閉幕です。
(おひねりは、
小道具のようでした。)
正面から見ましたが、
飛び去る滝夜叉姫は、
見えませんでした。
山あげは、かなり
大がかりな仕掛けが
されています。
「山」を片付け中の
後ろ側に回ってみました。

水の流れを表す、
くるくる回る仕掛け。
山の収納。
すぐまた、次の場所に
向かうようです。

祭の進行を見守る、
黒羽織にカンカン帽の
役付の方。