渡良瀬遊水地と旧谷中村 | 夢見がちの…
ここは廃村になった、
谷中村のあった場所。

渡良瀬遊水地です。
⑥の周辺を歩きます。
ここでは、昔話さながらの
キジにも出会えました。
かつて神社があった場所。

足尾銅山の
鉱毒問題に取り組んだ、
田中正造にゆかりの地。
江戸期から操業していた
足尾銅山ですが、
下流の地域での鉱毒問題は
年々深刻になりました。
明治期になり、
鉱毒問題への批判が
高まったのを受けて、
政府は谷中村の廃村と
谷中湖の造成を進めました。
谷中村は、
銅山から流れる川の
下流域であるだけではなく、
鉱毒反対運動の
中心であったことも
理由のひとつだったようです。
残された石像、石碑。
上は「十九夜供養塔」。
下は、「庚申塔」。
このほかにも、
たくさんの墓石も
取り残されていました。

⑦旧谷中村を振り返りつつ、
足を進めます。
空が晴れてきました。

気持ちのよい場所。

今もこの湖や周辺の土壌には、
鉱山由来の重金属が
沈殿していると言われています。
しかし自然が多く残され、
たくさんの種類の
水鳥の生息地であることから、
ラムサール条約に登録されました。
湖を後に、川を渡ります。

鳥のさえずりが聞こえ、
癒やされます。
駅の方面を目指します。
丘をひとつ越えると、
突然現れた「板倉東洋大駅」。

ここまでの山里風景と、
近代的な駅舎のギャップが⋅⋅⋅
この日の散策はここが終点。
次はレンタサイクルに
挑戦したいと思っています。

